森と人 ~里山や鎮守の森の意味を考える~

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去る1月12日(月・祝)、東京・九段下のベルサール九段で、第16回KOSMOSフォーラム21世紀の新しい環境観「森と人 ~里山や鎮守の森の意味を考える~」がありました。

まず、植物学の岩槻邦男先が人と自然の共生について(主に日本人の自然観から)、赤坂憲雄先生は民俗学の視点から東北の森について、文化人類学の窪田幸子先生はオーストラリア・アボリジニの調査から彼らの森の利用のあり方について、そして、生態学がご専門の鈴木邦雄先生はアジアの泥炭湿地林の話をされました。そして、これらの話をうけてシンポジウムは展開されました。日本の里山(奥山、里山、人里というようなゾーニングは、実はたいへん日本的なもので、欧米ではなかなか理解されないのだそうです!)、アボリジニの火をつかった森のコントロール、地元の知恵が生かすされずに失敗したマングローブ林開発の例など、さまざまな森林管理の実例から、これからわたしたちは環境とどう向きあっていけばいいのかについて考えました。

(こぼら)

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