風土とサケ:佐藤洋一郎さんの講演@アサヒビール・ゲストハウス

ビール展ではすいはくとアサヒビールゲスト・ハウスで計9回の講演会が行われましたが、今回が最後のものとなりました。

佐藤さんはイネの専門家ですが、現在は地球研で、ユーラシア大陸を中心とした農業の歴史、つまり農耕が人類史にどのように貢献したか、そして、農耕が温暖化、砂漠化をはじめとする現在の地球環境にどう影響したのかを、世界中の研究者を集めてプロクトチームを組み、精力的に研究を進めている方です。

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今回の講演では、和辻哲郎が唱えた『風土』という概念を、栽培植物(小麦、米、雑穀、根菜)の分布に当てはめると、大局的にはほぼ一致し、その栽培圏にはそれぞれ固有のサケが存在していることをと、自らの広範なフィールド経験にもとずいてのべられました。

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また、サケは、ベリー、樹液、乳、ハチミツなどからもつくられますが、それらは成分の糖を分解させてアルコールにかえるものですが、栽培植物はデンプンを糖に分解する過程を必要とし、その変換方法(スターター)にそれぞれの特徴と工夫がが見られることを述べられ、大変、視野の広い、興味深い講演でした。

(写真 きょうちゃん)

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