世界をかけるビール (ニューヨーク特派員だより 2)

画像NY支部からビールの話題をもうひとつ。

日本でもたまに見かけるアイリッシュパブ、NYではそれこそ街角ごとにあります。18-19世紀に大量のアイルランド移民を受け入れた結果、現在のアメリカ人の約15%がアイルランド人を祖先に持つといわれています。

そこで最も飲まれているのはやはりギネスビール。みなさんはギネスビールについてどのような印象をもっておられるでしょうか。苦い?重い?カロリーが高そう?それともクリーミィな泡でしょうか?

パブでギネスを飲みつつ聞きかじった情報をお伝えします。
カロリー:
実はギネスは一般のビールよりも低カロリーです。ビタミンBと鉄分を多く含み、さらにある種の抗酸化物質を含むとの報告もされています。

重い?:
おそらく焙煎大麦から生じるその色と香からのイメージかと思います。でも実際飲んでみると重さは感じません。それでも疑う人はハーフ&ハーフを頼んでみましょう。ちゃんとついでくれるところならビールがしっかりと2層に分かれて出てきますが、比重の軽い上層がギネスなことに気づくでしょう(写真参照)。

クリ-ミィな泡:
二酸化炭素のほかに水に溶けにくい窒素を使って高い圧力をつくり、さらにサーバーの注ぎ口のプレートにある細かい孔を通すことで滑らかでクリーミィな泡が生じます。二酸化炭素が少ないために口当たりも滑らかです。この泡を缶ビールでも再現させるために、市販のギネス缶の中にはプラスチックの玉が入っています。これが同様の効果をもたらし、家庭でもあの泡が楽しめます。

その他、「1パイントを完璧に注ぐのに119.53秒を要する」だとか、「グラスの泡にシャムロック(クローバー様の三つ葉の模様)を描くべきだ」「いやそれはゲイっぽい」だとか、うだうだいいながら今夜もグラスが空になっていきます・・・・

・余談ですが、世界記録を集めたギネスブックもビールと同じギネス社の製品です。

(タケル)

コメント

  1. てつ より:

    この写真のハーフ&ハーフですが 昨夜行ったスーパー(イズミヤカナート)に ギネスとエビスのハーフの宣伝ポスター貼ってありました(^^)

  2. きょうちゃん より:

    10年前?位のこと 大阪 中央区・・「北」の方が言いやすいが お初天神の「裏」に、肝いりの「ビール屋」さんがありました。 記事を読みながら、そんな・こんなの思いに耽けました。 本当に、ビールを親しみ・楽しむ場だったんだなあ~・・・。 大阪の時の流れに・・・

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