青森の友人と電話で話しをしました。これからネマガリダケの季節、五月末からは市場には山と積まれるようになります。
山菜は東北の人たちの生活に密着しており、人々は休みになると山に繰り出します。「クマに出会ったり、迷子になったり、穴に落ちたりと事故はしょっちゅう起こるのですが、それでもメゲないのよ」と、今からでも出かけたそうな、弾んだ声が聞こえてきました。
ネマガリダケは別名チシマザサ、Sasa属。分布は本州では大山以東の日本海側の700m以上の中山地を北へ、北海道、サハリンにまでのびています。積雪につよく、繁殖力が旺盛で林業にとっては頭痛の種だそうです。ネマガリダケは採れたてを皮のまま焼き、味噌をつけて食べるのが一番(生でもいいけど)。そして、味噌汁や煮付け、保存用には塩(水)漬けにします。空港には、ビニールパックや瓶詰めで売っています。
青森は寒いからタケがないのよねーときいたら、マダケはないけど(岩手の中南部まで?)、モウソウチクの藪が県の試験場にあったなーとの答えでした。タケが栽培植物であることを改めて思い出しました。
(カンチョー)
写真上:青森市内の市場にて(1996年7月)
写真中:青森市内スーパーにて(1996年7月)。よーく表示を見たら、これは「中国産」。。。
写真下:青森市内朝市にて(1997年5月)。おばさんが店番しながらタケノコの皮をむいていた。
(撮影:こぼら)
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