主催 特定非営利活動法人 模型と画像で歴史を語る研究会(MOREKEN)
地球環境問題が人類の未来を考える上で大きな課題としてとりあげられるようになって以来30年以上になります。多くの人達がいろいろの角度からこの課題について考え、そして解決へむけての努力と実行が必要なことは言うまでもありません。ところで、それを考える上での重要な要素、つまり最低限度の「地球そのものについての理解」の現状は如何でしょうか。これからの時代に地球環境問題を科学的に考えられる多くの人々の育成にお役に立てばと、私たちは微力ながら、近年の地球科学の成果をも含めた地球についての基礎知識の普及が大切であると思い、一昨年から「地球環境基礎講座」と題した本講座を開講しました。
今回は「シリーズⅢ」として、下記内容で講座を開きます。 案内役をつとめる講師は、吹田地学会やNPO法人MOREKENの会員でこの分野に詳しい講師が担当します。 テーマは「地球温暖化のしくみ」「地震と断層・地震災害」
全4回の連続講座で内容は一回限りの“読切り”ですので、選択していただけます。会場はすべて吹田市立博物館講座室です。受講ご希望の方は、当日定刻前に直接会場にお越しください(予約不要)。費用:各回ごとに資料代として300円をお願いします。会場:吹田市立博物館講座室
第1回 2月7日(土)14:00~16:30 基礎編
内容:◎身のまわりの自然を垂直(鉛直)方向に見る ◎地球の大気圏の概要 ◎太陽放射と地球 ◎大気大循環と気象現象 後半:ビデオ
第2回 2月8日(日) 14:00~16:30 沖積層と縄文の海 特に吹田を中心に
内容:◎地質時代の気象変動 ◎最終(ウルム)氷期の最終寒冷期 ◎沖積層と縄文海進 ◎「縄文の海」吹田付近 後半:ビデオ
第3回 2月14日(土) 14:00~16:30 地震と断層1 大阪湾周辺地域の地質構造
内容:◎大阪湾周辺地域の地形と地質 ◎地質図の読み方 ◎大阪層群(アズキ火山灰層・ピンク火山灰層) ◎「阪神・淡路大震災」と断層の分布
第4回 2月28日(土) 14:00~16:30 阪神間の地質構造とその付近の自然環境発達史
内容:◎地震と断層 ◎「阪神大震災」を起こした地震と断層系 ◎深い地質構造(地盤構造)と「震災の帯」 ◎浅い地盤構造と震災災害
(A元)
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