いよいよ今週土曜日から秋季特別展「「災害から地域遺産をみなおす~吉志部神社の復興~」がはじまります。
吹田市岸部に鎮座する吉志部神社の本殿は慶長15年(1610年)に建築された大阪府内では珍しい七間社流造で、国重要有形文化財に指定されていました。地域の人たちから心の拠り所として大切に守られてきましたが、残念ながら平成20年5月に放火と考えられる火災によって焼失しました。しかし、地元岸部地区の関係者の熱意と努力により再建工事が進み、平成23年には本殿が再興される予定です。
今回の展示では被災した神社の発掘調査の成果からみえてくる岸部地区の開発の歴史や次世代に伝えていくべき地域の文化遺産の重要性を探るとともに、さまざまな災害と文化遺産の関係を考えます。
*10月9日(土)および 11月20日(土)・21日(日)の関西文化の日は観覧無料です。
*イベントの申し込みは、FAXないしはハガキにて博物館までお願いいたします。
●オープニングイベント●
10月9日(土)
午後1時45分~
小山修三館長あいさつ
午後2時~
「古代豊島地方の景観」
講師 金田 章裕(きんだ あきひろ)氏
(京都大学名誉教授・人間文化研究機構長)
● 講演会・トーク・歴史講座●
10月10日(日曜) 午後2時~3時30分
「吉志部神社の原像-発掘調査の成果から」
講師 西本安秀(すいはく文化財保護係 主幹)
10月11日(祝・月曜) 午後2時~4時
「焼損材は寸法を残していた-吉志部神社本殿の復元」
講師 櫻井敏雄氏(大谷大学客員教授)
11月6日(土曜) 午後1時30分~2時30分
「地域歴史遺産と街づくり-阪神淡路大震災の経験を基礎に」
講師 奥村弘氏(神戸大学教授)
11月7日(日曜) 午後2時~
「地域遺産の復興」
講師 奥田正夫氏(吉志部神社宮司)
小山修三(すいはく館長)
11月13日(土曜) 午後2時~4時
「災害から文化財を守る」
講師 西山要一氏(奈良大学教授)
11月23日(祝・火曜) 午後2時~3時30分
「地震考古学から21世紀の地震を考える」
講師 寒川旭氏(産業技術総合研究所研究員)
11月28日(日曜) 午後2時~3時30分
「古代の瓦生産-岸部の地域遺産」
講師 高橋真希(すいはく学芸員)
● ワークショップ●
11月6日(土曜) 午後3時~4時
「水損史料の応急処置実習」
講師 歴史資料ネットワーク
・定員/40名(多数抽選)
*申込締切/10月20日(水曜)必着
● こども対象イベント●
10月16日(土曜) 午前9時30分~11時30分
「火災を防ごう」
消防車の展示・消防服試着・火事のお話
講師 吹田市東消防署
11月20日(土曜) 午後2時~4時
「ペーパークラフトで古墳やむかしのたてものを作ろう」
(おとなも参加できます)
・定員/30名(多数抽選)
*申込締切/11月10日(水曜)必着
● 展示解説●
11月20日(土曜) 午後1時30分~
11月21日(日曜) 午後1時~
● 見学会●
10月17日(日曜) 午前10時~11時30分
「どんじ祭の神饌奉納」 (小路農業会館~吉志部神社)
・定員/30名(多数抽選)
*申込締切/10月10日(日曜)必着
10月24日(日曜)
(1)午前10時~11時
(2)午後1時30分~午後2時30分
(3)午後3時~4時
「再建中の吉志部神社の本殿見学」
・定員/各回20名(多数抽選)
申込締切/10月14日(木曜)必着
11月3日(祝・水曜) 午後1時~4時
「岸部地域の歴史遺産散策」
案内 すいた東部コンシェルジュ
・定員/30名(多数抽選)
*申込締切/10月21日(木曜)必着
11月14日(日曜) 午後2時~
「吉志部神社を歩こう-石灯篭を探索」
・定員/30名(多数抽選)
*申込締切/11月4日(木曜)必着
●● 特別イベント●●
10月23日(土曜) 午後5時30分~8時
「月見の宴」
竹あかり 午後5時30分~8時
お茶席 午後5時30分~6時30分
琴・尺八演奏 午後6時30分~8時
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