Q きゃー、どんな話?
A 神社の裏に釈迦が池がありますね。そこには大蛇がすんでいて、村人は毎年秋になると娘を人身御供にださねば、災いをもたらすのでたいへんでした。
人々は困り果てて、キシトシモリという豪傑に退治を頼みました。
池の近くで、豪傑は1晩中まっていましたがあらわれない。
明け方近くなってふと馬の足にまとわりついていた小さなヘビがいる。
それをチャットきったら、
あたりは真っ暗、黒雲がわき雷が鳴り響き、
池に大蛇が浮いていた。
稚児さんはその名残の姿なんです。だから出発前に別れの盃をとりかわすのです。
今の子はハレの場にでると喜々として屈託がないですがね。
Q 蛇や竜は水のカミと関係がふかいとききましたが。
A 世界に共通するのですが、人間にとって水は欠かせないもの、しかし、ありすぎても困るし(洪水)、ないと困る(旱魃)。水田稲作の盛んだった吹田では、水の安定が何より望ましかった。水がうまくコントロールされるには神に祈るほかなかったんでしょうね。水信仰にについては11月26日と27日に歴史講座があります。
◆歴史講座◆
11月26日(土曜)午後2時~3時30分
「水辺の祭祀-宗教考古学の視点から-」
講師/小山修三・高橋真希
11月27日(日曜)午後2時~3時30分
「水神祭祀からみた吉志部神社と「どんじ祭り」」
講師/西本安秀・藤井裕之
(イラストは片岡朋子さん)
コメント
おおー、ブログ紙芝居とは新趣向ですね。ほんとの紙芝居にもなりそうだ。