8月24日(金曜) 14:00から講演会「正雀川と鴨川のほとりで考える-社会的不利条件を生きる-」がありました。
講師は大阪人間科学大学准教授の石川久仁子さん。
ご自身の学生時代の話から始まりました。
自宅近辺の川と地域に着目して正雀川の環境調査をしてマップをつくりました。
その後京都に転居してからJR京都駅南側の鴨川に面する地域へ入ってNPO法人が地域の高齢住民への生活支援としておこなっている事業の説明をお話しなさいました。
20年前の正雀川、現在の鴨川という二つの川のほとりで考えたこととして今まで見えてなかったことに気づき取り組むことの大切さ。そしてその場でできることにチャレンジする大切さを強調しました。
最後に
UNESCO21世紀教育国際委員会報告書「学習:秘められた宝」で提言された学習の4本柱を紹介しました。
それは
知ることを学ぶ(learning to know)
為すことを学ぶ(learning to do)⇒何かを作り上げる(マップづくり)
共に生きることを学ぶ(learning to live together)⇒他者と共に生きること
人間として生きることを学ぶ(learning to be)⇒「人間が人間らしく生きることは何か」を学ぶ。
ということ。
この博物館も「人間が人間らしく生きることは何か」を学ぶ場所になってほしいと結びました。
(おーぼら)
コメント
りりしい!
姿は凛々しく、語り口は、文章にたとえれば、樋口一葉をほうふつとさせるものでした。内容は、身近な個別性から人類の普遍性に切り込む、鋭利な刃のようでした。たほう、‘一葉’を取り巻く人間関係は‘多葉’で、友人やら恩師に知人がいろいろとびだしてきました。強力な応援団がついているので、‘最後の一葉’にはならないでしょう。ガンバレ一葉!