千里の竹が世界の子どもに

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千里ニュータウン展市民委員の田川さんがドイツに3ヶ月ボランティアで出掛けて帰国したご報告からご紹介します。

持って行かれた竹のおもちゃ(見本と材料)が世界の子ども(中近東の戦災児)に受けて来年も欲しいという声があがったそうです。

写真はジャイロコマで遊ぶこども

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材料は千里第2緑地(循環器病センターの裏手)の竹林から切り出した間伐材です。

ここは、NPO法人すいた環境学習協会(SELF)が吹田市から整備を無償で受託して間伐や清掃を進めていて、以前は竹が密集し、枯れたり倒れたりした竹が散乱したりしたいましたが、整備が進んだ場所では格段に空が開け、小学校などから野外実習に訪れたりしています。

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SELFで竹細工などの出前教室をしているクラフトクラブがありますが、写真のような小学校での工作の合間にドイツへのお土産用の材料を加工しました。

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デュッセルドルフ市にドイツ国際平和村というボランティア団体があって、主に中近東で戦災で負傷した子どもの治療やリハビリを進めて母国に帰す活動をしていますが、その子どもたちに楽しんでもらおうと、竹のおもちゃをお土産に持参されました。

手が使える子どもはなれない手つきでナイフでトンボの羽根などを削ったそうです。

ジャイロコマは、写真の紐を引っ張ったり緩めたりして回しますが、どれだけ早く、長くまわすかゲーム方式の競争にしたところ、子どもはコツをつかむのが早くて、賑やかな競争になったようです。

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出来上がった竹とんぼを飛ばしています。

このようなおもちゃは見たことがないそうで、よい思い出になるでしょう。

まずしい国でも似た材料さえあれば作って遊べるでしょう。

千里の竹が世界の子どもに伝わり、国際交流のごく一部にでも貢献できたかと思って投稿しました。

注:ドイツ国際平和村(friedensdorf international)から頂いた写真を引用しました。今回の子どもは、アフガン、コンゴなど5~6ヶ国から15~16人来ていたそうです。

(by ひこさん)

コメント

  1. 世界の花 より:

    国が違っても、障害があっても、子供達は遊ぶ事が大好きで、本当に一生懸命に創っていました。時間に制限がある中で(食事やシャワーなど時間が決められています)大人がびっくりする集中力で製作に取り組んでいました。来年、又訪問する時に材料を持っていけたらと思います。

  2. ひろりん より:

    SELFさんには うちの小学校でやっている”子どもの居場所つくり”の地域子ども教室「ひがさいっ子ステーション」(実行委員してる私)の 工作教室の講師 として来ていただいています。今年度は今月からスタート。1年間よろしくお願いします!その合間にこんなインターナショナルな活動もされてたんですね~☆ 去年は 竹みこしを 愛知万博で展示されてましたね。竹って 本当にいろんなものに変身して いろんなことに使えるから すごいっ

  3. おかきた’まり より:

    エジソンの電球の竹は、京都だと聞いたことがあるんだけど、千里の千里の竹がドイツへ・・・すごいなあ。写真に透明感があって子どもたちのようすが、きれいですね。いいお話をありがとうございます。

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