ただいま万博公園の民博では、企画展「世界を集める-研究者の選んだみんぱくコレクション」が開催されています。
この会場には、メキシコの「生命の木」というものが展示されています(写真上)。「生命の木」といえば、そうです、「太陽の塔」のなかにあったのも「生命の樹」です。このふたつはどうやら関係があることに最近、気がつきました。
じつは、岡本太郎記念館(東京・南青山)のリビングにも、メキシコの「生命の木」が置かれているのです(写真中)。記念館には、9月の東京出張のおりに立ち寄りました(ここで民博のK教授とバッタリ遭遇、双方「エッ、なんで」という場面もありました)。そのときは民博と同じものがあると、感激したのですが、「太陽の塔」の「生命の樹」とは結びつきませんでした。民博のものは、アダムとイブをモチーフにしていますが、記念館のものはあまり写真が鮮明でないのでよくわかりませんね。「生命の木」を収集した民博のY教授にいちど見てもらおうとおもっています。
こんなところにもTAROのルーツがあったのですね。
(K)
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(写真下)は、太陽の塔「生命の樹」の縮小レプリカ(万博機構所蔵。広島で今年夏にあった特別展「1970年大阪万博の軌跡」会場で撮影)。
1970年当時の実物の様子はこちら。
「明日の神話」でも知られるように、万博のテーマ館を構想中の岡本太郎氏は1967-69年に何度もメキシコへ行っているのですね…。
ちなみにこのレプリカを「万博展」でもお借りしようとしたのですが、縮小とは言えデカすぎて断念せざるを得ませんでした…。
(つけたしby okkun)
コメント
宗教説話を進化論に置き換えたってわけネ…。
メキシコの生命の木は、聖書のアダムとイブ・・・創世記の物語ですが、太陽の塔の中の生命の木は、地球の生命の進化をたどっていましたね。そうか、な~るほど。