きしわだ自然資料館主催の”北摂探検隊”の一行(総勢約40名)が、
1月26日(土)に千里丘陵を来訪。阪大学術総合博物館~万博記念公園外周道路の南側「アズキ火山灰層観察スポット」~吹博玄関前「ピンク火山灰層観察スポット」~吹博をそれぞれ見学した。
吹田の住民側からは、A元、はーやん、きょうちゃんが参加。まず、阪大博物館では”探検隊長”の元大阪市立自然史博物館館長のC先生から、マチカネワニ発見から発掘までの様子を、せきつい動物化石が専門のW氏がマチカネワニを、持参のキシワダワニの化石(レプリカ)と比較しながらの解説。午後からは同館屋上で、A元が模型と六甲・中山・五月山などの実風景と合わせながら北摂の地形・地質を解説。
つぎの万博公園外周道路沿いにある「アズキ火山灰観察スポット」へは、きょうやんが先まわり、万博記念機構の職員2名とともにお出迎え。
火山灰の専門家I大阪市立自然史博物館学芸員と吹田地学会のはーやんが説明。この火山灰が、九州の北部に由来することや、その噴火による火山灰が広く房総にまで及んだことを聞いておどろく人も・・・。
岸和田のたくましいワルガキの小学生グループが、露頭からさっそく植物化石を発見したので、みんなびっくり。
吹博前の「ピンク火山灰層観察スポット」に15時過ぎに到着。
Iさんと、はーやんによる火山灰層の説明に見学者からは質問が飛び交う。ピンク火山灰は昔から各地でミガキ砂や精米など人々の生活に使われていたが、ここではそのサンプルの収集に熱中する人も多かった。
続いて本日最後のプログラムは吹博見学。
階段を上る途中で館内からにぎやかな音が…。3階ロビーでは先の岸和田のワルガキたちが陳列の銅鐸をおもちゃにその演奏中。館内では本日はじめから参加のNさんとF・Tの両学芸員が一同に常設展の説明。特別展のちゃぶ台は子どもに人気があった。
参加者にはけっこう若い人が多く、きしわだ自然資料館学芸員Kさんはいかにもフィールドワーカーという感じのいきいきとした女性で、岸和田の人に愛されていると思った。世話役のKさん、ありがとうございました。
(A元、写真はきょうちゃん)
コメント
1月26日は、みなさんのおかげで、たいへん楽しい講座になりました。ありがとうございました。案内していただいた上に、行事風景まできちんとまとめて送ってくださり、大感激しております。これを機に、岸和田と吹田の博物館の行き来が活発になるといいですね!
そうそう、Nさま、くさかきがまをみつけてくださり、ありがとうございました。Iさんたいへんお喜びでした。