6月19日午後2時から、07EXPO70の際に、「万博の基幹施設の計画にかかわって」というご講演をいただいた川崎清先生のご子息で、京都大学大学院 景観設計学の教授でいらっしゃる川崎雅史先生に、「景観」と「都市」をキーワードにしたご講演をしていただきました。
1 景観とは何か
景観とは、人間をとりまく環境の眺めであり、イメージ(心象風景)として形成される。
景観のイメージ ;原風景
自然や環境を眺める (生息地としての)安寧の風景
景観を見るという見方 主体性
都市のイメージ 記憶の要素:パス(路)、ノード(結節点)、ディストリクト(地区・界隈)、エッジ、ランドマーク
景観の価値
2景観の典型と都市像
バロックの都市景観
街路のデザイン
都市軸
景観の典型 田園都市
持続可能な都市景観
3文化の核から広げる都市景観
環境・文化の核
近代の開発ディベロッパー 谷川茂次郎(谷川住宅:吉田山)・・・
4社会基盤と都市形成
人間力、都市力、国家力の向上 『社会基盤』と『都市社会』の創造
社会基盤としての琵琶湖疏水
5さいごに
都市景観の創造
・みちの系・水の系・緑の系
都市の活力
景観との定義から、景観をかたちづくってきた要素、設計の実際まで、具体的にはおもに京都での事例をとりあげて解説していただきました。吹田の人たちにとって京都は身近な都市なので、親しみやすかったようで、フロアから熱心な質問がありました。来年、まちびらき50年をむかえる千里ニュータウンのこれからの姿についても、先生に景観の観点からご協力をあおげればいいですね。
(おーぼら、こぼら)
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