館長ノート

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吹田芸能祭こぼれ話

トイレに白いスカートの子どもが3人駆け込んできました。ありゃ大変、場所間違えたーとあわててたら、江坂神社太鼓御興の上乗りのオトコノコでした。 いまにも泣きそうな空とはこのこと、午前のパーフォーマンスは、なんとかもちこたえましたが、午後は雨が...
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あくあぴあ芥川 :博物館見聞録

「あくあぴあ」は高槻市の山地、明神岳から淀川に流れ込む芥川が、台地から平坦地に変わるあたりの地形を利用して、崖面につくられた自然系の博物館(相当施設)です。大きな建物で、装置も充実、考えようによっては、いわゆるハコモノ時代の成果と考えること...
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吹田アーカイブ展:注目の一品(その2)長澤芦雪 樵翁図(中西家蔵)

長澤芦雪(1754~1799)は、辻惟夫さんが「奇想」の画家として、岩佐叉兵衛、伊藤若沖、曽我粛白、狩野山雪、歌川国芳などとともに取り上げてから、大きな注目を集めています。 芦雪は、円山応挙の1000人を超える弟子の一人でしたが、多才、酒豪...
私たちの活動

オオムラサキと天敵

丹波の森公苑からお輿入れしたオオムラサキの幼虫は約120頭、博物館のウラ、紫金山公園の入り口の手製ケージのエノキですくすくと育っています。 そとから観察してると、「オオムラサキはタテハチョウ科、紫金山では見たことがない、このあともっとおおき...
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ビヨンセは博物館に行かなかった?!

欧州の人気ポップ歌手ビヨンセが(まったく知らなかったけど)、博物館(たぶん、美術館)に行く約束に、影武者を送り込み、本人はショッピングを楽しんでいたという記事が、検索しようとするとまずでてくるヤフーのトップ画面の片隅にでてました(もうどこに...
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佐竹台サロンがオープン

日本のニュータウンの魁け、千里ニュータウンの建設と入居は佐竹台から始まったそうです。すいはくが2006年におこなった千里ニュータウン展では、佐竹台の一室をサテライトにしたら、本家博物館も真っ青と言うほどたくさんの人が集まりましたね。その後、...
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「自然を知る」レファランス・ルームをつくりたい

吹田アーカイブ展が始まり、順調な出足をみせています。全体を3期に分けて展示するものですが、夏休みに行われる第3期「吹田自然物語」は、ボランティアの方々が中心になったたチームが、展示やイベントについての具体案を、いま詰めでいるところです。  ...
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春を遡る旅

18日から21日まで車で、飛騨から安房トンネルごえで長野へ、さらに白馬から糸魚川を経由で北陸まわりで帰ってきた。この旅は高度差が大きかったために、まるで桜を中心に春を遡っているようだった。あたたかい奈良や北陸はもう葉桜、高山や長野は満開か散...
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さくら並木

今年の桜の開花は平年より何日か早かったのですが、そのあと冷え込みが来て、花がながもちして楽しむことができました。とくに、この2,3日は夏を思わせるあたたかさとなり、葉桜となりましたが、これも見物といえば見物です。 私の散歩コースの一つに、秋...
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蝶は環境の指標になる: オオムラサキ計画

博物館裏のエノキのある場所に寒冷紗の立派なケージができています。このあいだ行って中を覗いていたら、女の子の手を引いた散歩中のお父さんが、「オオムラサキが成功したら次はギフチョウですね」と言って通り過ぎていきました。 オオムラサキの実家の丹波...