館長ノート

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巨大ワニの行方

5/6に博物館にあらわれたワニ、段ボールをはじめ素材が廃品、そして、あまりにも大きいので、どう処理しようかと悩んでおりました。 制作を指導したAさんは、子どもたちの反応があまりによかったので、このまま捨てるに忍びない、千里にあるM幼稚園のワ...
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ヤマタイ国はどこにあったのか

春の特別展『吹田の景観を掘りおこす2』がいよいよ4/21からはじまります。 最初の講演会は4/22(日)の金関恕先生の「鬼道につかえた卑弥呼」です。 鬼道とは、超自然的な世界に入りこんで宣託を受け、どうするかをきめるシャーマニズム的なもので...
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高松塚の解体と保存 - 現代テクノロジーの冒険

高松塚古墳の解体保存のための作業が進められています。1972年に、(日本で最もはやい)極彩色の人物像や星宿を描いた壁画が発見されて大きな話題を呼びました。その頃、私はカリフォルニアにいたのですが、それでもその興奮が伝わってきたのを覚えていま...
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ブログの時代 - 本家ブログが50,000に!

このブログの前身「千里ニュータウンが博物館にやってきた」が、なんと、もうすぐ50,000アクセスになろうとしています。 市民が企画運営する千里ニュータウン展の1メディアとして、05/11/11にたちあげられ、06/6/8に30,000アクセ...
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黄砂

昨日(4/2)は、朝から黄砂で空気が濁り、白っぽい満月のような太陽がビルのむこうに沈んでいきました。黄砂は、黄土高原やゴビ、タクラマカン砂漠の細かい土の粒子が巻き上げられ、偏西風に乗ってひろがり、日本にもやってくるのです。直接的には、車や洗...
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万博公園の跡地利用

「万博跡地に森をつくったのは梅棹さんのツルのヒトコエだったという話は本当でしょうか」と秋の万博展委員会の一人に聞かれ、オフィスに行ってきました。「そうや」と言ってましたが、実情はもっと込み入っていたようです。 跡地は、1.大学をつくる(しか...
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春の特別展@すいはく:大土木工事の時代

今回の展示の中心となるのは、摂津の国が出来る直前、古墳時代のこと、それが吹田の景観の基礎を作った時代だからです(ワニやゾウといった展示の目玉がないので困っているのですが)。摂津の国は、淀川の西から神戸市あたりまで、ちょうど阪神タイガースの地...
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千里ニュータウンの森 -新しい里山

地球温暖化、大気汚染、植生破壊・・・現代の社会は大きな問題を抱えている。森は、今、環境を守るシンボルとなっている。人と森の関係史から、未来への道を考えてみたい。 森は「美しくこころよい場所」とよく言われる。しかし、それはイメージだけのもの、...
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3/24 シンポジウム「吹田の子どもたち」-むかしの暮らしと学校展のイベント

子どもは「社会の宝」ですが、博物館にとっても将来の大切なお客様です。 3/24に「吹田の子どもたち」の討論会をやります。 コーディネーターは香坂(吹田博)さん、 パネルには椿原さん(前教育長)、渡辺さん(吹田市教育委員会)ら現場経験豊かな人...
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ワニと暮らす人々 春の特別展@すいはく

吹田の景観展の講演会に外国カードを一枚加えることにしました。 ミンパクに10数人からなるオーストラリア研究グループがあり、現在、統括役は久保正敏さん、コンピュータ屋の視点からオーストラリア社会、ことにアボリジニ文化について興味深い論文をもの...