千里ニュータウンが町開きをし最初の住民が入居したころ、お風呂の世界でも大きな変化の波が起こります。そう、家風呂普及の先鞭をきるバスオールが、登場したのです。千里ニュータウンの人たちは、すぐにバスオールをゲット、日本初の住宅用ユニットバスを使いこなすパイオニアになりました。
バスオールの開発販売にあたったメーカーの方、最初のユーザーの方々、小山館長とわたくし@おかきた’まりが、当時をふりかえりながら、お風呂について話すトークショーを開催します!
●5月28日(日)14時30分~15時30分
●吹田市立博物館 講座室
●トークショー「お風呂について話そう」
出演:エア・ウォーター社元副社長 遠藤眞吾氏
吹田市立博物館長 小山修三氏
千里ニュータウン:バスオールユーザーの方々
お風呂アドバイザー おかきた‘まり
ちょっとだけ、わたしのつぶやきを聞いてくださいね!
生活道具は、作り手と使い手の情報の結晶なのだけれど、その両者が、生活者として同じ立場に並び話し合うことは、なかなかない。一人の人間として喜ばれたいとつくるモノも、ビジネスの壁が邪魔をしてしまう。
市民委員会に参加したときに、公営博物館ならば、バスオールならば、その垣根を越えて、同じモノに関わった人として話し合えるかもと直感。演劇上演とトークショーの二つに、イベントを絞りこもう決めた。
メーカーにいた遠藤氏が札幌からボランティア参加してくださり、かつ、千里ニュータウン最初のバスオールユーザーの方々が快く出演を受けてくださった。館長も快諾でとうとう実現に。嬉しいのひとこと!
バスオールは、最後の販売機種も今春で製造終了したとのこと。日本が高度成長を走りだした時に生まれ、愛されて、時代とともに役割を終えようとする道具。バスオールを通じて残された、昭和の忘れてはいけないことを、メーカーとユーザーの垣根を越えて話したいと思う。
バスオールのメーカーは、北海酸素(ほくさん)、その後吸収合併をくりかえしてエア・ウォーター社に、さらに、平成13年住宅設備部門が分社、平成16年には江本工業と合併、エア・ウォーター・エモト社に。遠藤氏は、ほくさん社員としてバスオールの開発から発売まで携わり、初代大阪支店長も勤めた方。散逸したバスオールの資料収集をし【洗いの殿堂】読者であるとのこと。バスオールページの思い出投稿は、偶然にも大阪支店初スタッフの息子さんだと聞き、不思議なご縁に驚く。
PS:
「なぜ同じ1963年に、ほくさんからバスオール、TOTOからユニットバスが発売されたのか?という質問をTV局から受けました。【洗いの殿堂】を見て調べたようなので、あなたの連絡先をお知らせしました。」といつも応援してくださる方からお電話があった。その後、遠藤氏がその話題でTV出演し、5月27日夜のTV東京「ビジネスサテライト」で放映されると連絡をいただく。(関西方面はTV大阪から放送)
千里ニュータウン展の模様も紹介されます。ご覧くださいね!
(おかきた’まり)
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演劇「わが家にバスオールが来た日」
5月28日(日)に、バスオールをネタに演劇上演をいたします! 演劇のあとはつづいてトークショーも開催、バスオールイベントデーのこの日、お時間をあけておいてくださいね♪
●5月28日(日)14時~14時30分
●吹田市立博物館 講座室
●演劇「わが家にバスオールが来た日」
出演:劇団にのいち
脚本:長谷川美津代