【報告】4/25・茶話会「女性が語る千里ニュータウン」

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●4月25日(火)
●ゲストトーク:韓国から吹田に住んで25年の辛さん
千里ニュータウン藤白台初代住民の高橋さん
旧吹田育ちさん
五月丘5人組さん
●飛び入りゲスト:小山修三館長
●司会:長谷川美津代

ニュータウンができた頃から、日本は高度成長期へ。男性は「猛烈社員」と言葉があったように朝早く出掛け、夜遅く帰り寝るだけのベットタウンでしかありませんでした。ベットタウン?…でもこの言葉、男性だけの言葉ではありませんか?…女性はこの街で、一日を過ごしました。日陰のない公園や坂道の多い道路で。

韓国ではニュータウンをつくる時、まず最初に教会を造るそうです。 ところが日本では、神社仏閣など宗教施設や男性の娯楽施設とお墓をつくりませんでした。小山館長はニュータウンに住まうと言うことは、多くの物を捨てることだとおっしゃいました。

今、ニュータウンでは高齢化がすすみ、独居高齢者が増加しています。エレベーターのない5階に取り残されて住まう方も少なくありません。核家族での生活が当たり前になって、年老いた親が一人で生活しなければいけません。この茶話会に参加くださった中にも、お一人住まいの方がありました。

新しい町で、新しい生き方をしてきたニュータウン人は、これからも新しい生き方をしないといけないのです。立派に老い、新しい老い方のモデルを示さないといけないのです。

実はこの会は、ニュータウン展の最初の頃に行われ、堅苦しいものでなく、和やかに茶話会のように催しました。けれど、私はこの茶話会の報告を最後に持ってきたかったのです。これからの博物館の発展を祈ると共に、私達の老いをどう迎えるか? …重いテーマを抱えつつ、皆様とお別れします。

(長谷川美津代+広報@おかちゃん)

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