5月31日、梅棹忠夫先生がニュータウン展を見学にいらっしゃいました。そのレポートです。
梅棹忠夫先生が、見学におこしになりました。館長が困ったとき、いつも相談にいく、吹田博のかくれたアドバイザーの一人で、昨年の「足とはきもの展」ではボランティアーで講演にもいらっしゃいました。今回の展覧会の成功をよろこび、6月3日のグレーター千里の講演と討論会には「ぜひ参加したいと思っていたが、所用のため・・」と空き時間をさいて、急遽いらっしゃったとのことです。
藤井さん(学芸員)の説明を聞きながら約1時間かけて展示場をまわりました。最初の自然展示のチョウに、ぐっと身を乗り出し、ミゼットや千里東町のところでも、たいへん興味深くごらんになっていました。歴史は自らの生活を見据えることからいきいきとし、洞察が生まれる、それは今回これほど市民が活躍し、来館者が多いことを見てもわかる。
吹田の歴史を見せたいのなら、千里ニュータウンを常設展示のなかに入れるべきだとおっしゃいました。館長が、ダイジェスト版として展示を延長する話をしたら、それはよかったとよろこばれました。
また、将来の展示計画についての質問があり、ことしは古文書、さわる展示(視覚障害者のための)、来年は大阪万博と吹田、と説明をし、意見を聞いていました。館長は大阪万博の時は、梅棹先生そのものを展示したいとつぶやいていました。
(by ぼら)
コメント
ぼらさん どうもありがとうございます では 午前中に博物館に行けば 梅棹先生にお会いできたのですね・・残念 でも こら 宝くじでもあたらんと 失職しまっせ 普通 展覧会 なんぼ気にいっても 会期中に 2~3度行けば 充分でしょ? それが いったい 誰が仕掛けてるのか わかんない(笑)けど 週末だけやのうて 毎水曜と 夜は高町 土日の午後はサテライト こら わしも早期退職申し出な 身体がもたんですわぁ ほんと 「友 遠方より来る」 今 日本の中心にいる気がします(笑)
「歴史は自らの生活を見据えることからいきいきとし、洞察が生まれる。」凄いですネ!梅棹先生を見るカンチョーの視線は、やさしくもあり、真剣でもあり。 「ミゼットの鼻先・カンチョー・梅棹先生・藤井さん」のショットは お宝でっせ、藤井さん! とにかく、見に来ていただいて良かった。本当に良かった。 なんか、よ~わからんけど思わず、合掌!
梅棹先生がいらっしゃったのは、足湯の前。 足湯の後は、恵那先史文化研究会のみなさんがおこしになりました (ブログhttp://www.doblog.com/weblog/myblog/59738/2596010#2596010参照)。 5月31日はお客様で1日がすぎゆくカンチョーでした。多くの方々に興味を持ってきていただけるので、本当にうれしく、また、ありがたいです。
足湯トークショーにかけつける、まん中がふくらんだ一個の物体・・・アッ、館長が走ってる、ウソみたい・・・【^^;】・・・かけつけはった理由がわかりました~ 梅棹先生が、千里ニュータウン展を見てくださったなんて、それだけで嬉しいです。
「精神的支柱」という言葉がありますが、千里地域にとって梅棹先生の存在はまことに大きく、ご観覧いただけて光栄です。梅棹先生あっての「みんぱく」あってのカンチョーあっての吹田市博あっての市民委員会とも言えるのでは…。大河のごとき知の流れ…と、自分に連ねるのもオコガマシイことですが。千里NTの「年表」を整理してみると、NTは1970代までに、ハコモノはだいたい揃ってしまいます。そこから1990年頃にリニューアルの動きが出てくるまでは、書くことが…ない!これはどの既存の年表を見ても、そうなのです。ところがこの「空白期」を埋める大きなことが、1977年の「みんぱく」オープンと、それに続く「京阪神千」「グレーター千里」というコンセプトの提唱です。この、一見、ハードの変化が少なかった時期に、文化的なバックボーンを立て、育てられた意義を、いまあらためて考えるときに来ている気がします。