講演会「ひらけ豊かな触生活!」

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10月1日(日)、あいにくの秋雨でしたが(それが幸いして参加できた方もいらっしゃとか。恵みの雨ですね)、吹田市立博物館講座室で、「さわる 五感の挑戦 PART I 」の関連イベントがおこなわれました。

最初に、民博の広瀬浩二郎先生のご講演「ひらけ!豊かな触生活」
まず、先日民博でおこなわれたシンポジウムの後日談から始まりました。
目は不自由だけれども日本語が堪能な広瀬先生と、目はいいけれど日本語が不自由なUSAの研究者とが、京阪神をあるく--日米という異なる文化を持ち、かつ、視覚に頼る世界と聴覚に頼る世界という異文化を持つ者が、互いに不自由なところを補ってコミュニケーションするエピソードを、ユーモアたっぷりに紹介。
博物館は異文化を提供するところ」、今回の展覧会で「触る」という異文化を体験してほしいと話されました。

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続いて、恒例のカンチョー対談
広瀬先生は、どんな難問をふっかけられるか緊張気味?いえいえ、カンチョーの質問を軽やかにうけていらっしゃいました。
本物にはオーラがあり、レプリカではそれがないからダメなのではないかとの問いに、本物を触るときには少し遠慮が出てしまう、心おきなく触って理解できるので意味があるという意見。(レプリカの可能性を感じました。)
また、触るマナーの普及をはかったり、五感を活用する展覧会は、まだまだ未開発の部分があり、PART II, PART III・・・に期待したいそうです。

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終了後には、広瀬先生のご著書『触る門には福来たる』(岩波書店)のサイン会もありました。

今日は、ボランティアによる喫茶コーナーも開店していました。
広瀬先生をはじめ、ご参加のみなさん、どうもありがとうございました♪

●お知らせ●
梅棹忠夫先生(国立民族学博物館顧問)
にご来館いただき
座談会を催すことになりました。
日時:10月6日(金)14:00~
場所:吹田市立博物館 講座室
今回の「さわる」展示をテーマに、カンチョーが梅棹先生に話をお聞きします。
お時間のある方は、どうぞおこしください。

(ぼら)

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