わたしと万博(17-2)…メキシコ館つれづれ

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前夜の宴会の勢いもあったが、気になるホステスにどうしても声をかけたかった。万博会場2日目、「ブエノス・ディアス」、思い切って声をかけた。若さの至り尽くせり。彼女の名はブランカ・ベアトリチェ。

万博会場で声をかけてから15年後の1985年、仕事でメキシコに行く機会を得たが、その折、秘かに思い起こしたのが一人のホステスのことだった。彼女からもらった連絡先になんとか行き着きたいと考えた。それはカリブ海側の都市・ベラクルス。

彼女は現われなかったが、息子・パブロ君と出会うことになった。この好青年は翌日目的の「ハラパ美術館」への案内をかってくれた。大平正芳という牛みたいな総理がメキシコに寄贈した海洋探査船「OOHIRAMARU」もみせてもらった。多くのメキシコ人との出会いがあり、私の国際観に大きな影響をもたらした。弁護士志望だったパブロはどうしているだろう。

「万博展」が、そんな出会いや新しい発見の場になったらイイな、と心から願うばかり。「国際交流」と大上段に振りかざすのではなく、目線でピーとか、自然な語らいで触れ合えたら最高だと考える。その場として博物館は申し分ない。

(あかちゃん)

 

コメント

  1. pigmon より:

    何でも壊れるまで使う我が家では、カラーテレビが入ったのは、okkunさんちよりさらに数年後の、なんと70年代後半になってからでした。NHKの受信料徴収に来る人に、いつも疑いの眼を向けられていました。それはさておき、かなり大きくなってからカラーTVになったので、自分の視点の変化に驚きました。それは、白黒のときは、ドラマのストーリーにのめり込んでいたけれど、カラーになると、衣装とか小道具に注意がいってしまうこと。「色」に惑う・・・のかしらん。

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