日本の国はブラックボックス?:カンチョー講演@WCI

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日本のイメージには、奈良・京都、芸者、サムライといった伝統的なもの、第二次大戦を起こした好戦的国家、ハイテクの経済ジャイアンツ、最近では、スシやマンガ。

そんなイメージ混在する日本はわかりにくい、興味深いのかへんてこりんなのか、まるでbkack Boxの国だと外国人によく聞かれます。そこで、まず、日本人のからだ(形質)について。

人類(ホモサピエンス)10万年まえ、アフリカに発し世界に拡散したというのが最近の説です。
日本でもっとも古い化石人骨は、約二万年前の沖縄でみつかった港川人ですがこれには東アジアのものとの共通性した特徴が見られ、さらに1万年前からはじまった縄文時代の人骨ともにています。だから、これが日本の先住民でしょう。つぎに二千五百年前頃、大陸から大量にやってきた集団がありました。縄文人は、小柄で、目鼻立ちのはっきりした顔、弥生人はやや背が高く瓜実顔で、ひきめかぎ鼻、この2つのタイプがあるというのが形質人類学者の説です。(代表的な日本人家族としてちょいうるさんご一家がパワポに登場。カンチョーの説明によると、ちょいうるさんはヤヨイ型、奥さんはアイドル系のジョウモン型とか―――えっ、「代表的」って、そういう意味?!)

では精神世界はどうでしょうか。

日本では、宗教はなにかときかれると「ない」と答える人が多いですね。宗教には一神教と多神教がありますが、どうやら一神教が宗教とおもっているふしがある。
歴史的にみると、縄文時代はアニミズム、そこへ今から2000年前ぐらいに道教、1500年前に仏教、1200年前に儒教がはいってきました。これらはまあ、多神教です。16世紀にキリスト教が入りますが受け入れられませんでした。一神教だからだと思います。

明治時代に「神仏分離」がおこなわれ、神道は一神教的な性格のつよい、国家宗教ができあがりました。
しかし、アニミズム的な精神世界は今でも強く残っており、正月には初詣にでかけ(明治神宮などの大きな神社は三が日だけで2百万人の人が押し寄せる)、お盆には帰省ラッシュ。お盆ももともとは宗教的な行事です。日本人の心の基層には、やおよろずの神を信仰する縄文以来のアニミズムが生きていると思います。
(こぼら聞き書き。エーゴ講演のため、こぼらが理解不足の部分を、カンチョー加筆訂正。)

日本に興味があってやってきた世界の若者から、熱心な質問がたくさん出ていました。一ヶ月以上日本に滞在している彼らに、「Japan in a black Box」というカンチョーのタイトルは、大いに感じるものがあったようです。

(こぼら)

 

コメント

  1. ちょいうる より:

    いやー まいった。写真はどこかのパネルにでもお使いになるのかと思って、まあ片隅程度だろうしと、それでも「光栄です」と申し上げたんですが、パワポで大勢さんの前に出るとは大層なことです。こんな顔でもヤヨイ、ジョウモンなら何とか通用するんですかねー。ジョウモンはそれでも若い頃はななかないけましたよ・・フフ。

  2. もぐら より:

    ぜひ御披露いただけないでしょうか?

  3. ヤヨイの ちょいうる より:

    okkun、もぐらさん
    写真リクェスト光栄です。
    改めて皆さまに見ていただけるような一家ではありませんが、 見てがっかりを辛抱して下さるなら、まあこんな3代もあるという風に ご覧のほどを。
    okkun、 掲載のお世話をお願いできますか、よろしく。

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