11月16日(金)講演会「万博記念公園の今と将来」

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1980年より万博記念公園に関わっておられる万博記念機構課長・平田清氏にご講演いただきました。
名古屋より愛・地球博の関係者7名も来館され、万博造成計画が始まった1965年からの歴史をふりかえり、現状と将来ビジョンまで体系的にお話いただきました。(参加人数:50名)

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ご講演の主なポイント
・愛・地球博をきっかけに、大阪万博の意義が見直され、非常に関心が高くなった。
・万博記念機構も昨年大阪城で、今年は広島で回顧展をした。
・万博開催前の1969年より跡地をどうするか検討され1970年12月に大蔵大臣に「万博跡地の全域を「緑に包まれた文化公園」にすべきと答申された。
・1971年9月万博記念協会設立、万博の資産と収益金195億円を引継ぎ、万博の理念を後世へ伝える文化公園事業と基金事業を推進。存続施設の整備、自然文化園への転換、スポーツ施設の建設、民族学博物館の建設へと進められた。
・現在、自立した森づくり、太陽光パネルや間伐材を使ったスターリングエンジンによる発電、雨水・地下水活用、残飯・剪定樹木の堆肥化など、万博の理念を継承した自然の活用・自然と調和した公園づくりを進めている。
・大阪府の北部防災拠点としての役割もある。(中部:八尾空港、南部:貝塚)

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・四季の花、季節ごとのイベントでより多くの人の交流を目指している。
・現在、自然文化園への入園者年間151万人、将来200万人を目指している。
・そのほか、自然の中で人が生き生き交流していただくため、花壇管理、森づくりなど
6つのNPO・ボランティア団体と人と自然のコラボレーションを進めている。
・万博の資産と理念をどう継承していくか、2006年万博記念公園の将来ビジョン作成。
・2010年内部再公開へむけ太陽の塔内部診断、日本館のタペストリー「かなしみとよろこび」の修復(完成)、鉄鋼館の整備など検討している。
・まだ夢の段階だが、イサム・ノグチの噴水修復も課題と考えている。

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質問にお答えして
・プレスリリース、マスコミとのより良い関係を保ち、宣伝活動に力をいれている。
・新しいイベントの検討~年末にワールドイルミネーション。
・吹田市へは年間4~5億円納税。

(ようちゃん おーぼら)

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