2008-12

館長ノート

九十九山

晴れ上がって遠くの山がよく見えた。そうだあの風景を撮りに行こう。私のふるさとには町から一里ほど北に、七宝山という400mくらいの山があり、その頂上に式内社のイナズミさんがある。そこから階段を下ると、鳥居に枠取られたように、海を背景にしたきれ...
自然

自然環境の指標

JR吹田駅の近く、内本町コミセンの向かいにある高浜神社には「鶴の松」という松の株が残っている。花札の「松にツル」や千歳飴に描かれる縁起物の絵も松にタンチョウが書かれているが、ツルは足の構造から木の枝にとまることができない。したがって松にとま...
九官鳥だより

’世界にひとつの宝物づくり’展 :滋賀県立 陶芸の森

10月にすいはくで開催した「触る 五感の挑戦 Part3」のイベント「縄文土器に挑戦」で製作した土器2点が、滋賀県立陶芸の森の’世界にひとつの宝物づくり’展に出品されています。 そこで、製作者のひとりである廣瀬浩二郎先生と一緒に、作品に会い...
イベント告知

クリスマスが終わると年末特番/カントリーand歌三昧(ざんまい)

クリスマスの終わった26日の朝、雪が舞い散るなか、トナカイに引かれた夜勤明けのサンタクロースが大阪上空を飛んでいる姿が見えました。あわてて写真を撮ったので室内のクリスマスツリーも窓ガラスに映りました。 ところで余談ですがクリスマスが終わった...
館長ノート

環境展示 :ウイーン子ども博物館

環境問題を見据えて将来をかんがえる展示をすいはくでもやるべきだと前回述べた。しかし、これはけっこう難しい問題をはらんでいる。昨年の夏行ったウイーンの子ども博物館では、真正面からこの問題をとりあげていた。太陽や風を利用した電力をつかい灯りを付...
博物館考

篤姫じゃ~っ! :時宜にかなった企画

先日、鹿児島市内にある、「鹿児島県歴史資料センター黎明館」に行ってきました。鹿児島城本丸跡にあり、歴史、考古、民俗、美術・工芸を網羅した堂々たる博物館です。そういえば今夏すいはくの竹展の時に、この博物館の学芸課長の川野和昭先生が、竹の民具の...
博物館考

きょう満50歳の東京タワーって、博物館なんだ?

ニュースでも報道されていますが、おのぼりさんにも東京の人にも、おなじみの東京タワーはきょう50歳!(天皇陛下と同じ誕生日なのね…)高層ビルがいくら増えても、変わらぬ「東京のシンボル」です。映画「三丁目の夕日」でも、建設中の姿が印象的に扱われ...
博物館考

行ったまま旅に出たくなる博物館:日本郵船氷川丸

ああっ、「ブログに休みの日を作らない」の原則に穴があきかけてる!ピーンチ!…と思って書き始めたらすかさずカンチョー+おーぼらさんの原稿が入りましたが、かまわず書きます。 飛行機の博物館があれば船の博物館もあるよ…とご紹介したいのが、横浜・山...
館長ノート

吹田アーカイブ構想と特別展について

吹田アーカイブという構想が浮かび上がってきた。ねらいは吹田市の旧一町六村の歴史文書、芸術、民俗、考古学の資料をあつめ、それを保管展示できる施設を各地区につくって、地域の活性化をはかろうとするものである。それについて、博物館がモデル(具体的に...
ニュータウン

千里を先駆ける佐竹台:まちづくり再生記念式典

12月19日(金)11時~千里佐竹台まちづくり再生記念式典がおこなわれました。佐竹台は千里ニュータウンで最初に入居が始まったところ。一昨年の千里ニュータウン展では市民委員として参加された方が多く、サテライトの運営、バスオールのフォーラム、イ...