世界をかけるビール (NY特派員だより 5:NYのスーパーマーケットのビール事情)

今回はNYのスーパーにおけるビール事情を報告しようと思います。が、その前に、アメリカにはいくつビールの醸造所があると思われますか?バドワイザーなどの大手から地域色豊かなもの、はたまたパブ併設のBrewpubと呼ばれるものまであわせると、およそ1,500もの醸造所があります。お隣のカナダが200前後であることを考えると、いかに多いかがわかります。ちなみに醸造所が一番多い州はマイクロブルワリー発祥の地であるカリフォルニア州です。全ての醸造所が自社製品を市場に流通させているわけではありませんが、ビールの銘柄の数で考えた場合、多くの醸造所が複数のタイプのビールを生産しているため、その総計はすごい数になります。

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写真(上)は比較的大きなスーパーのビール売り場の棚ですが、上記アメリカ製ビールに加えてドイツ、ベルギー、チェコなどの外国製品を含めて計200種以上の品揃えとなっています。ここまで来ると選ぶ方も大変です。小さなスーパーでも大手のメジャーなビール(バドワイザー、クアーズ、ミラー、ハイネケン、コロナなど)だけでなくローカルビールも多く置いており、アメリカ人のビール好きを感じさせます。

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写真(中)はこちらでも珍しいビールの量り売り。半ガロン(およそ2リットル弱)から売ってくれます。買って帰ってすぐに飲む用なのでしょうが、夕食時にちょっと一杯というには量が多すぎるかと・・・では日本のビールはどうでしょうか?キリン、サッポロ、サントリーなどの大手のビールは大きなスーパーで買うことができますが、日本の地ビールとなると、その生産量や流通の関係からか海外に輸出しているところはごく少ないと思われます。

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そのなかで、こちらで目にする機会が多かったのは、茨城県は木内酒造の常陸野ネストビール(写真下)。メニューに載せているレストランもありました。種類が多く、味のバラエティも豊か、しかも一本当たりの値段はワインやウィスキーと比べて格安、となればいろいろと飲んでみたいのも当然。いつかお気に入りの一本に出会うことを願いつつ、今晩も実施調査です。

(タケル)

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