紫金山公園に国蝶のオオムラサキを呼ぼう

画像

紫金山みどりの会は12月7日の朝、博物館前にエノキの苗木4本を植樹しました。苗木は北千里の苗圃で育てられていたものです。

日本の国蝶に定められているオオムラサキは、大型のタテハチョウの仲間でアゲハチョウよりもひとまわり大きく、たくましさを感じさせるチョウ。幼虫がエノキを好むため、エノキがなくなった大都市近郊ではほとんど姿が見えなくなっています。紫金山公園では五月が丘側に一本のエノキがありますが、オオムラサキを呼ぶには少なすぎるので、紫金山みどりの会は今朝(カンチョーの指示もあることだし)植樹したのでした。

画像

日本最初の蝶切手は1956年に発行されたこの切手=オオムラサキです。切手が発行された翌年の昭和32年に日本昆虫学会は正式にオオムラサキを国蝶と指定しました。

画像

緑化公園室の皆さんの協力にも感謝です。

(おーぼら)

コメント

  1. kancho より:

    子どもにとっては、オオムラサキはたかーいところを飛んでるんだよね。最近飼育してるところが多いので、そこから逃げたのか、六甲山でもよく見かけ、態度がでかいのですぐとれるそうです。もぐらちゃんといえば、浅間山のちかくでしたか、ドーナツひっつけたような飾りの縄文土器が出る遺跡博物館でも見掛けたなー。

  2. もぐら より:

    オオムラサキは、E.S.モースの弟子 佐々木忠次郎博士(茨城県の陸平貝塚を発掘した。養蚕学の権威)の名前がついてるチョウチョなんですよね。水戸にもいるようなんですが、みてないなあ。みてみたいよう。

  3. カンチョー より:

    オオムラサキは、昆虫少年のあこがれの的でした。今回、もらい受けを交渉中の丹波の森公苑の名誉苑長の河合雅雄先生がこの蝶を追った少年時代の思い出を語ってくれました。図鑑には北海道から九州まで分布とありますが、吹田の採集記録には出てきません。里山のエノキで育つのですが、木材として役立たないとか、葉っぱを散らかすとかの理由で、早くから伐られ、数が十分でなかったのかも知れません。大型で美しい国蝶オオムラサキの飼育が成功して、紫金山の森に再び舞うことを思うと、ドキドキするほどの興奮を覚え。、それが子どもたちにも伝わり、自然の大切さがわかってもらえるとます。守る会の皆さん、がんばってください。

  4. こぼら より:

    丹波の森公苑で育てられたオオムラサキを見たとき、バサバサっと風を切るように羽ばたく、その迫力にびっくりしました。でも、人の手で大事に育てられているから、すぐに寄ってきて、とっても人なつっこかったです。帽子などに気安く?とまってくれるので、こどもたちは大喜びでした。そうか、自然界でたくましく育ったやつは、高いところを飛んで、あまり姿を見せないのですね

タイトルとURLをコピーしました