ずっと前から初詣に興味があった。9千万以上もの日本人が、正月の三日間に神社や寺に詣でる。場所によっては押すな押すなの大混雑で、全体としてみればイスラム教のメッカの人出など目じゃないのだ。日本人は何と信心深いのだろうとアメリカの学者におどろかれたことがある。これを宗教的現象とみていいのだろうか。
年末のテレビで初詣は寺社と鉄道会社が結託してつくりあげたもの、ここ100年くらいの新しい習慣だといっていた。歴史資料だけから見ればそうかもしれないが、それほど事は簡単ではなさそうである。確かに、三ヶ日で何百万という人を集める、明治神宮、川崎大師、成田不動山、伏見稲荷、熱田神宮、住吉大社などは遠くからの参拝者を集めているので、観光業に近いといえなくもない。
しかし、地域の中心である氏神的な神社や寺もけっこうたくさんの人を集めているではないか。(きょうちゃんブログ)によると吹田でも、高浜、山田いざなぎ、片山などの神社は大変にぎわっていたようだ。そして、ここには神社仏閣を持たない千里ニュータウンの人々がたくさん来ていたはずだ。
これを宗教と見るかかどうか。すべてが、図式的に構築された西洋的思考では、理解できないものである。祖先を敬う心、生まれた土地をいとほしむ心、幸運を願うこと、たたりおそれること、時の節目をつける通過儀礼 、それに物見遊山まで加わっているのだから、こちらとしてもも説明不可能である。日本人はわかりにくいと世界で言われる所以がここにあるとおもう。
(カンチョー)
写真上から1.高浜神社 露店:こどものころから刷り込まれた興奮、にぎわい(撮影:きょうちゃん ブログより)2.片山神社 のぼり:人寄せ(神社の都市化だろうか)(撮影:きょうちゃん ブログより)3.山田イザナギ おみくじ:花が咲いたように(うらないの魅力)(撮影:きょうちゃん ブログより)4.どんな小さなやしろも、新年を迎えて清掃される。加茂神社(三田市)
コメント
2兆円をばらまいて一人あたり1万2千円。これを「もらう金持ちはサモシイ」と言ったり、「もらって景気を回復させる」と言う大金持ちで、アルカイダの友だちの友だちもいたり。八ツァン、熊サンが言うならいいよ。日本のトップが言うからますます「日本人はわかりにくいと世界で言われる」のだよね。
いや今年の水戸の八幡宮も混んでましたー!毎年行ってるんだけど、去年けっこう混んでたので午後のんびり出たらますます混んでたのでした。初詣が京成電鉄などのPRでどっと広まった、ふうんそうなんだ…なんて番組みちゃったけど、単純すぎたのねと反省。八ツァン、熊サンの言うように太郎ちゃんの発言よくわからんです。
もしオバマさんが「米国民に定額給付金配りまーす!」って言ったら、世界は「こんどの新大統領すげー!」って思うのでしょうか?…にしてもどうやって貰えるんでしょう?銀行振込?現金書留?市役所に取りに行く?一軒づつ配って歩く?給与天増?…と考えただけでもこれは大変なことだ…「定額給付金で博物館へ行こう!」ってキャンペーンやったら、ドウカナ?12000円で一回200円として…ひとりあたり60回も入館者が増える!