特別展の準備を進めてているタカハシ君と話していた。
「千里丘陵にワニやゾウがいたんだなー、もし、数十万年前と気候が同じなら、ワニがそこいらをごそごそ這い回ってるわけだ」、
「ゾウは万博のとき、国道をあるいた。景観展のときの応募作品の写真がありました」
「2,3日でもいいからワニが見せられたらおもしろいでしょうねー」
「天王寺動物園の飼育カチョー知ってるから聞いてみよ」と出かけていった。
「ワニを貸していただけませんか、大きいやつ」
「無理ですねー」
「じゃー小さいのは?よくペットで飼ってたのが捨てられて下水に、なんてのがあるじゃないすか」
「そういうことをしないよう啓蒙するのがわたしたちの役目です」
「ゾウはどうです」
「ワシントン条約動物ですからね。最近は、すこし動かすのでも神経を使います。それに、費用がかかりますよ」
「うー」
というわけで、 長瀬健一郎さんには、ゾウややワニの生態と今日的な意義について、5月13日(日)の講演をお願いしてきました。森の王ともいうべきゾウと川や沼の主であるワニが、なぜ絶滅の危機に追い込まれているのかとか、マチカネワニは揚子江ワニの系統に属するものだが、天王寺がその世界的研究センターになっていることとか。
講演後、恒例の、館長乱入トークでは世界のどうぶつの話や、天王寺動物園の夜間開館についての話をする予定です。
ところで、動物園はれっきとした博物館だと日本の法律には書かれています。最近では、旭山動物園が一人勝ち、北海道観光コースを変えたし、全国博物館入場者数を押し上げているのはご存知のとおり。天王寺もそれに負けちゃいられない、追いつけ追い越せと、いろいろ知恵を絞っていることなども、うかがえるかもしれません。
(カンチョー)
コメント
はい、てつさん。携わった皆さんのお話が聞きたいです。おーぼらさん 聞き取り中ですか?楽しみにしています。メモメモ。