実験展示「さわる 五感の挑戦」展も5回目を迎えます。最終年にあたる今年は、科研「誰もが楽しめる博物館を創造する実践的研究―視覚障害者を対象とする体験型展示の試み」プロジェクトでカンチョーと一緒活動しているみんぱくの広瀬先生と五月女先生にも加わっていただき、準備をすすめています。
先日、みんぱくの収蔵庫におじゃまして、さわってもいいモノのなかから、これはおもしろい!というものを選んできました。
また、持ち運べる博物館「みんぱっく」の中から、インドのサリーとイヌイットの防寒着を借りることになりました。ぜひ着てみてくださいね。
イヌイットの防寒着は、ホンモノのカリブーの毛皮でつくられていますから、とってもいい手触りです。でも一つだけ、気候の違う日本に持ってきたがゆえに起こってしまうコトがありまして・・・写真はそれを確かめているところ。みなさんもそれを確かめに、すいはく展示場にいらしてください。
「さわる 五感の挑戦 PART V」展は、6月12日(土)~7月4日(日)。次号の博物館だより(6月上旬発行予定)は、さわる展の特集号。こちらも両先生のご協力をあおぎ、ただいま鋭意編集中です。お楽しみに!
(こぼら)
コメント
そんな「カビ」は確かめたくもないですね。
団塊の婆さま、博物館の収蔵品ですので、カビ・虫などの対策はばっちりとられていますので、ご安心を!
そうじゃなくて、触覚以外の五感を使わないとわからないことなのです。
「におい」じゃないんですか?寒いと匂わないものが、日本へ持ってくるとぷーんと匂うとか?
ピンポ~ン♪
毛皮のにおいがするはずなのに、しまってあったものを出してすぐは、たいしてにおわなかったのです(においの成分がまだ拡散してなかったのですね)。それで、おかしいな~と鼻を近づけて「確かめていた」、というわけです。