2010年夏季特別展 7/17(土)開幕シンポジウムの案内

いよいよ7月17日(土)から夏季特別展がはじまります
初日はオープニングイベントとして万博公園の自然の変化(作られた森の行方)を考えます。
万博公園・自然文化園、大阪府民の森、新梅田シティの森など多数の森の設計を手がけられた造園家・元鳥取環境大学教授、吉村元男さんの記念講演につづいて市長にもお越しいただき話し合います。
吹田操車場跡地のまちづくりを前にした私たちにとって聞きのがせない番組です。

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チラシ用PDF(580Kb)

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7月17日 
オープニングイベント 13:00~15:45 於:吹田市立博物館講座

シンポジュウム 万博公園の自然の変化(作られた森の行方)

日本万国博覧会が終わってから40年、跡地に植えられた樹木が大きく育ち、立派な森になっている。この植樹された林は「30年たてば極相林に近い森となる」といういうことで作られ、ほぼその目標を達成した。しかし、当初の想定とは異なり、常緑樹の競合で暗い森となり、生物多様性面からは幾分生きものが少ないということが分かってきた。
例えば野鳥の面から言えば、林の生長で林に住む鳥が増えたが、一方で草原の鳥はキジが全く姿を消すなど、いなくなっている鳥も少なくない。
万博機構では、生き物多くするために、「自立した森作り委員会」を設置し、その提言をもとに樹林中に人工ギャップを作るなどで、「自立した森の再生」を目指した管理を行っている。
万博公園における人工林はどのように計画して作られたか、どう変化したか、更に、生物多様性を増すためにどのようなことをしているかについて、万博公園自然文化園を計画された造園家で、元鳥取環境大学教授 吉村元男氏にご講演いただくとともに、現在万博公園で自立した森作りに活動している関係者によるパネルディスカッションなど、万博公園の森に関するシンポジュウムを開催する。

1.講演(13:00~13:50)万博公園が目指したもの---その自然の変化(作られた森の行方)
     吉村元男氏(造園家・元鳥取環境大学教授)

京大卒。1968年、環境事業計画研究所設立。 2000年から鳥取環境大学教授。2008年3月同大学を定年退職。
作品に大阪万国博記念公園・自然文化園設計、大阪府民の森設計、新梅田シティの森設計など多数。また「森が都市を変える」など著書多数。

2.鼎談(13:55~141:25)吹田市の森づくり
(進行) 小山修三館長
吉村元男元教授
阪口善雄吹田市長

阪口吹田市長より吹田操車場跡地など「吹田市の森づくり」計画を説明していただいたあと、吉村先生・小山館長とともに今後の吹田市の森づくりについて話しあってもらう。

3.吉村先生への質問(14:35~14:50)
講演時間が短く、質問時間がなかったのでここで質問を受ける。

4.パネルディスカッション(14:55~15:45)都市の中の人工森
コーディネーター  小山修三館長
パネラー  吉村元男元教授
 万博機構自立した森作りセンター長 池口直樹氏
 龍谷大学講師 須川 恒氏
 (社)大阪自然環境保全協会 岡 秀郎氏
各パネラーは現在万博公園で自立した森づくりを推進しておられる方々です。
小山修三館長のコーディネートにより、パネラー各人の活動内容や万博の森作りへの思いを話してもらう。
会場からのご意見を頂戴するなどで、都市の中の人工林がどうあるべきか討論してもらう。
(ひら)

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