講演会「タンポポのふしぎ ~市民による分布調査~」 

午後2時から兵庫県立人と自然の博物館研究員の鈴木武さんが
「タンポポのふしぎ ~市民による分布調査~」の講演をしました。

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鈴木さんの出身は千葉県の安房の千倉(ちくら)で千葉県立安房高校を卒業した。高校は2008年第80回記念センバツ高等学校野球大会に21世紀枠で甲子園に出た。X JAPANのYOSHIKIとTOSHIは高校の三年後輩。
などの自己紹介からはじまりました。

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たんぽぽ調査は市民参加で調査しやすい対象です。最大の理由は「たんぽぽとは」という説明がいらないからです。しかしたんぽぽといっても奥は深いです。

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講演は小学生レベルから二倍体、三倍体などと大学院生レベルの内容まで幅広いものでカンチョーが乱入し、質問攻めしてストーリーが明らかになってきました。
ニュータウン開発後はカンサイタンポポなど在来種は一掃される。植樹される木々とともにセイヨウタンポポが入ってくるのが通常。セイヨウタンポポは媒介する昆虫がまだ存在しなくても単体で子孫を残せるから。
やがて昆虫が増えるとニュータウン周辺から在来種がニュータウンにも入ってくるのだそうです。

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たんぽぽだけかとおもったら後半はカタツムリの話とネズミとマウスとの違いなどのお話がありました。
マウスはミッキーマウスを見るとわかるように耳と目が大きい、
「ネズミは畑を住みかとするハタネズミ(写真のネズミ)やカヤネズミのように耳も目も小さい」ので見てください、と実際に持参くださったネズミをみながらの説明でした。
日本特有のスミスネズミにまつわる話=このネズミは六甲山で発見されたのですが、発見したのが英国人のスミスさんだったのでスミスネズミと名づけられたなどの説明に聴講者は聞き入っていました。

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(おーぼら)

コメント

  1. okkun より:

    身近な自然にエピソードいっぱい。面白かったですねえ。話を聞いてる大人が子供みたいな顔になってたのも楽しかったです。

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