一昨日とうってかわって晴れ上がった7月4日(日)午後2時から、国立民族学博物館准教授・広瀬浩二郎先生の講演「万人のための“点字力”入門-創って使って伝える触覚文字の歴史-」がありました。
今回のさわる展では、古文書の立体コピーが展示されていましたが、お気づきになったでしょうか?そして、それをさわっただけできちんと読めた方はいらっしゃったでしょうか?線であらわされた文字をさわって読むのは、たいへん困難なことなのです。
ブライユが発明した点字は、さわって読むためには、線でなく点だ!という大きな発想の転換、飛躍があって生まれたものです。点字がスゴイのは、6つの点だけで世界中の文言葉を書くことができること。いや、楽譜なども表現できてしまうのです。点字は晴眼者のつかう文字の単なる代替品ではないんだ、点字をとおして「さわる」という独自の文化をとらえてほしい、というようなお話でした。
追記:カンチョーが体調不良でお休みだったため(お酒の飲み過ぎなのか、オニノカクランですね・・・)恒例のカンチョー乱入はありませんでした(ので、格調高い講演会となりました)。
(こぼら おーぼら)
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