9月11日(土)にあったワークショップの作品が展示されています。
なぜかしら、電話が人気。「回すダイヤル」がめずらしかったかな?ダイヤルの原理は、パルス式として残っているけれど。
これはまた斬新な色づかいの電話ですね。
現物はこちら。
木製の台は、扇風機用の台だったものだそうです。電話機とは微妙な時代差があって、これが組み合わさっているところが何ともふしぎな雰囲気をかもしだしています。
この型の電話機を使っていた時代は、玄関先に置いてあることが多かった、まだ呼び出しも多かったからなあ、そういえば電話番号の前に(呼)と書いてある意味がわかるのは、どのくらいの世代までだろうか・・・などなど、つい一人で回想法をやりながら楽しんで見てしまいました。 (こぼら)
コメント
600型または601型と言われる電話機。わが家も長いことこの黒電話だった。学生時代のアパートに初めて引いたのもこの型。最近の学生はケータイオンリーでアパートに固定電話回線は引かないんじゃないかな?
この電話機は、うまくつなげると今でも使えそうですね。そしたら、「でんわをかけよー」、また、ミシンもまだ動くのなら「縫いものしよう」のワークショップ。指導は市民の方々にお願いすればはりきってやってくれるのでは?「実験展示」ならいろいろやれることがあるのでおもしろいですねー。
黒い電話器はもちろんのこと赤や青色の公衆電話もどこへ行ったやら。さらに緑色の公衆電話も絶滅危惧状態。つまり(呼)と同じように公衆電話という単語も絶滅危惧種ですね。
「昭和の、しかも戦後の日用品がすでに歴史になってるんだ」とショックを感じます。カンチョーそのものが歴史的遺物であり実験展示されるべきシナモノ(シロモノ?)なのかも。
一方、江戸時代の浜屋敷や西尾邸は残ってるが、まちなかから昭和時代の建物が確実に消えていってる。大正時代の建物はまず残ってないと考えるべきでしょう。将来の日本から、大正時代はもちろん、長かった昭和時代の遺物も発見されなくなるのではないかと不安に思ってます。アキモトさんたちの作る模型で歴史を残さないと・・・
僕の友達は会社の後輩に「○○さんて、昭和のナカゴロの生まれですよネ」と言われてひどく怒っていました。…そりゃそうなんだけどさ…
ケータイ電話も5年も機種変しなければ、十分博物館的存在になってしまいます。モノの寿命がどんどん短くなっていますね。