すいたくわい講演会 : 吹田人のこころの食品

4/26(日)吹田くわいの講演会がおこなわれました。くわいの試食もありました。

○「吹田くわいの生態と歴史」  北村英一氏(吹田くわい保存会会長)

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クワイはオモダカ科、7月に美しい花を咲かせ、球根?は11月頃から収穫をはじめ、正月のおせち料理に使われることはよくしられています。くわいは平安時代頃に、中国から移入されたとされていますが、よくしらべると「吹田くわい」は野性的性格がつよく、坂本寧夫先生によると、「半栽培」の状態で利用された、日本原生である可能性があるそうです。また、牧野富太郎博士が吹田に来て、西尾邸や旧春日丘高校で、調査し、学名をつけています。
「吹田くわい」は難波の名産の野菜のひとつにあげられるほどに、江戸時代には有名だったのですが、肝心の産地、吹田では認識度が低く、湿地や水田跡で、自然に近い状態で育てられていたので、農薬使用がはじまるとみるみる衰退し、絶滅寸前の状態に追い込まれてしまいました。1963年に木下ミチさんが、残存するくわいを見つけて金子叉兵衛産に相談したことから、マスコミに取り上げられ世の注目を浴び、あらためて吹田でも見直しが始まって、今日の保存会の活動につながっているのだそうです。

○「吹田くわいの試食」 安田直子氏(金蘭大)

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「焼く」、「油炒め」、「煮る」、「和菓子(まんじゅう)」を作り、独特の苦みをはじめとした、くわい料理のこれからの可能性を探るお話でした。フロアからは、吹田市でもくわいを保存、育成してゆこうと努力がはじまっているという発言もありました。大量生産ができないので、本格的な商品化には今一歩の所にあるのですが、将来は、吹田を支える観光食品になることも可能だとおもいます。くわいはただの食品というよりは吹田人の「こころの食品」といえるのかも知れません。

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○吹田市農業振興研究協議会による「地元野菜販売」が行われました。

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(きょうちゃん おーぼら こぼら カンチョー)

コメント

  1. かのん より:

    はじめまして 
    私は吹田くわい保存会会員@かのんと申します。

    本日は体調不良の為、こちらのイベントは欠席しておりましたので気になっていました。

    こちらのブログで状況が詳しく確認できた事を
    お礼を申し上げます。

    これからもよろしくお願いします。

    非常にわかりやすく解説されていたので
    またお邪魔させて頂きます。

  2. okkun より:

    くわいってお正月しか食べないナー。(おせちに入れる)食べるご家庭ではけっこう一般的な食材なんでしょうか?

  3. てつ より:

    @かのんさん はじめまして
    これからも このブログをごひいきに(^-^)
    そして こんな感じでどんどんコメントを残してください そして いろんなつながりを持ってゆきましょう♪
    わたしも たいがいはすいはく講座室のイベントは行く様にしてますが この日は 万博公園東の広場の ロハスフェスタに行き 強風中止 いややる 公園危険で閉鎖 事故責任で営業
    二転 三転 しくはっくしてました

    今 くわいは くわい劇ができないかと 博物館に一番密着な劇団にお願いをしているところです

    まだ後半でも くわい関係の講演もあると聞きます
    その講演に 劇をセットにできないかと思っています
    なんせ 銭(予算)がないもんで もう 構想もあり シノップシス(舌かみそ^_^;)もあるんだけど
    いかんせん 日もない

    お~~~い 誰か 劇と言わず 人形劇でもいいから
    博物館でやってくれへん???m(__)mm(__)m

  4. てつ より:

    決定です やはり 最後は ここ 地元
    くわい劇を受けてくれたのは 劇団「にのいち」
    劇の練習場所は もちろん すいはく講座室
    なんやら 構想練ったご本人さん(ちょうさん)も
    気が 気やないらしい(^_^;

    吹田アーカイブ展 最後を飾る すばらしい一日になるかもです

    って ことで いきなり休みばっかになったぼくは
    今夜から 紀州は 清流 日置川キャンプ場で
    カヌー、キャンプ三昧 誰かおいでやぁ
    てつが 世話したるわぁ~ ってことで しばらく連絡つかないかもです 6日は 三田でライブ そしてまた お庭キャンプ あっ いっそがし いっそがしf(^ー^;
    「日置川ドットコム」で検索してもいいよ
    毎年 盆は ここで川遊びしてます♪

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