ナラ枯れ(その2) :飛騨調査報告

画像飛騨の調査にいくとき、縄文人になっちゃってたので、主食のミズナラが京都の山のようにどんどん枯れてしまったら大変だと心配だった。名古屋から 高山線にのって美濃太田あたりで赤茶けた木が山腹に点々とあるの目についたが、そのあとは、下呂、高山までそんな風景はみなかった。しかし、古川 から天生峠をこえて白川郷側の道に入ると、枯れた木があらわれ始め、合掌村の荻町付近の低山は、紅葉が始まったのかと思うほどだった。ここらは近年観光でにぎわっているがそれが元凶なのだろうか。

わたしたちはもうナラの実を食べないし、材としてもあまり使うことはない。だから全部枯れたとしても、景観が少し変わるくらいで、生活に直接の影 響が出ないだろう。しかし、生態系として考えれば、たとえば、主食を奪われたクマやイノシシが里に押し出してくるとか、予期せぬ影響が出ることが 考えられる。

ナラ枯れの拡散状況の正確な把握と予防対策がとられているのかどうか、一度しっかり調べてみようと思う。

(カンチョー)

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