夏季展示開幕しました!

夏休みになった7月20日、夏季展示が開幕しました。

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夏季展プログラムはこちらから

井上哲也市長のあいさつ
博物館ではここ数年毎年、企画の段階から市民が参画して、吹田の自然や環境をみなさんにわかりやすく展示してきました。今年はあそびをテーマにしました。
公募に応じた19人の市民委員のみなさんが企画して、プログラムをむると休みがないくらいイベントがめじろおしです。子どものみならず家族ともどもが楽しめる企画がそろっている夏季展示です。
参加して「良かったナー」「友達とまた来たいなー」と皆さんが感じられるような夏季展になるよう皆さんの協力をお願いします。
実行委員会の皆さんに感謝し関係者にも感謝します。

中牧弘允(ひろちか)館長のあいさつ
市民の実行委員会が企画した展示会は5回目です。その夏季展示を開催できることを喜んでいます。
実行委員会の会議は午後7時から9時過ぎまでやっていて、何度も何度も展示案を煮詰め、イベントを企画してきました。高畠実行委員長、平岡・伊藤副委員長、会計の小田信子委員はじめ20人近くの方々の協力で今日の開幕を迎えることができました。

「あそび大はっけん」というテーマを選んだのですが、大がつくと大成功という縁起を担ぎたくなりますし、そのようになるのではないかと思っています。
遊びということに関し、欧州の中世史家のヨハン・ホイジンガーという人がホモ・ルーデンスという本を書いています。
ホモ・ルーデンスとは「遊ぶ人」という意味です(遊び人ではありません)。

彼(ヨハン・ホイジンガー)は「文化よりも先に遊びがあったのだ」という説を唱えました。
彼によると「遊びにはリズムとハーモニーといった秩序が備わっていて、決して世俗的なものではなく神聖なものだ」
というのです。このように欧州の中世史家が遊びを真面目にとらえたのでした。彼がこの説(ホモ・ルーデンス)を出したのは65歳のときでした。
実行委員もだいたいその年代の人が多いです。この際童心に帰って一緒になって人類の文化より先にあるという遊びに興じていただけるといいですね。これから一か月あまり多いに遊んでいただきたいです。
このような仕掛けをつくり、展示のみならずイベントもすごく楽しめるものばかりです。実行委員のみなさんに感謝します。

高畠耕一郎実行委員長のあいさつ
博物館で市民が実行委員会形式で展示を行なうのは5年目のこと。私は毎年かかわっていて今年は実委員長しています。
企画段階から市民が提案して、予算は博物館からもらい学芸員の指導協力を得て実現しました。
市民の視点は大事なことだと思っています。子どもが沢山来ることを想定して、子どもの視点に立った展示、講座、イベントを考えました。
「うまくいくのか」という不安はありますが、うまくいけばいいなと思っています。
この準備期間に博物館の方々にはずいぶんとお世話になった。おそくまで付き合ってくださることもあり、たいへん感謝しています。
このように市民に開放された姿で運営していく方法はいい方法だとおもいます。
みなさんもそういう点を見ていただいて応援してくださるとうれしいです。

竹村博之副議長のあいさつ
先日、議長副議長が新任したのを機に中牧館長が議会にきて夏季展を実行委員会形式でやってることを聞きました。私もぜひ見たいと思って今日やってきました。

先ほど中牧館長からあそびについて高尚なお話がありました。私は遊びは楽しければいいのかなとおもいます。
昔はテレビゲームもパソコンもなかったので夏休みは外に出てザリガニ取りやせみを取ったりして遊びました。
吹田にはため池などを中心にして自然はたくさんありました。しかし昔はクマゼミはいなかったのに今はクマゼミばかりです。これは地球温暖化の影響なのでしょう。

今回の夏季展示に子供たちが来ることで自然環境や自然科学に目を向けるきっかけになるといいとおもいます。
夏休みの暑い中、展示が成功することを祈念し、議会としてもいろんな形でみなさんの活動の支援をしていきたいと思っています。

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(おーぼら)

コメント

  1. アルプスの少年 より:

    いよいよホモ・ルーデンス(遊ぶ人)の時節がやってきました。山野をかけめぐり、河川をのぼりくだりし、うみ(海、湖)をさすらおう。空に羽ばたき、地下にもぐろう。そんな余裕のない人は「みんなで博物館へ行こう」。「あそび大はっけん」!

  2. てつ より:

    トンネルから続く地面の恐竜の足跡がとっても良かった 雨が降ると消えるらしいので見るならお早めに!

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