元毎日放送アナウンサー・小池清氏のトークショー
「千里丘スタジオから見た千里ニュータウン」
「10問正解で夢のハワイへ行こう!」ではじまる毎日放送アップダウンクイズの名司会者・小池氏は、千里ニュータウン・佐竹台で新婚時代をすごされました。その当時同じ団地にお住まいだったという方も来られていて、和やかにトークショーが始まりました。
まずは、毎日放送・千里丘スタジオの誕生秘話から・・・
高橋前社長が千里丘にスタジオを建設しようと目をつけたのは、TV時代の開幕だった昭和34年のこと。5万坪の広大な土地を、なんと6500万円。1坪/12000円でかいとったのだそうです!
広大な丘陵のむこうに生駒山をみえる光景にひらめいたとか。そのとき、すぐそばにあった大きなヤマモモの老木が、開発のあとに寿命をまっとうし、毎日放送のご神木となりました。ヤマモモの学名はミリカといい、いまもミリカホールや千里の湯ミリカなどともちいられて、大事にあつかわれています。
千里ニュータウン展の3階ロビーに飾られているヤマモモの木は、毎日放送のご協力により、千里丘スタジオに祀られていたこのミリカのご神木をお借りしています。
アップダウンクイズは、1004回も放送した長寿番組。そのほとんどを千里丘スタジオから放映したのだそうです。あのドラゴンの裏側は電線だらけで、つなぎあわせるのは一晩がかりだったとか。相撲の親方をゲストに招き、重すぎてドラゴンが上がらずに番組が中止になったことも。
そして、番組の下調べには二日がかり。一番苦労したのは回答者の方言だったそうです。「ソラマメ」は九州では「トウマメ」といい、その回答に「標準語でもう一度」とコメントして苦情になったり、いまなら若者言葉で苦労するでしょうと、話してくださいました。
二人のお子さんは、千里ニュータウンの生まれ。デコボコ道で何もなかったけれど、勢いのある町だったとふり返られました。お話に笑いながら、90分がアッというまにすぎていました。はりのある声とソフトな語り口、みずみずしい視点は、まさにTV時代をきり開かれた名アナウンサーのものでした。
(広報@おかきた’まり)
コメント
夢のハワイ、でしたね~。高校時代、テスト前になると、みんなで「アップダウンクイズ」と称して、千里線の電車のなかで問題の出しあいっこをして騒いでおりました。さぞかし、一緒に乗り合わせた方々は、ご迷惑だったことでしょう。30年前のことですが、ゴメンナサイ!m( _ _ )m
「小池さん」お元気だったんですね。小学生の時「アップダウンクイズ」はよく見せられました。(両親が番組が好きでしたから)