株式会社クロバーコーポレーション 商品開発・村越哲也氏
聞き手/お風呂アドバイザー・おかきた’まり
足湯トークショー
お風呂グッズ ~石けんについて話そう~
博物館をとび出して、阪急南千里駅前・ガーデンモール南千里「ほっとスパ」で開催する足湯トークショー。第4回は、お風呂でつかう道具、定番の「石けん」を見直そうと、おしゃべりしました!
まずは、石けん誕生の歴史から。なんと石けんのルーツは紀元前にさかのぼります。羊の丸焼きの油が灰のなかにしたたりおちて、自然発生的に石けんが生まれ、その灰で洗うとキレイになるということから、広まったそう。その灰を発見したのは、サポーの丘と呼ばれる場所。なのでサポーが語源となり、サボン、シャボンと呼ばれるようになったとか。
日本には、鉄砲伝来とともに伝わり、当時の超特権階級が使ったそう。
きっと織田信長は使っただろうなあ…国産石けんが作られたのは、明治に入ってからで、かつての水の都:大阪は、石けん製造業の多い町。川が整備されていて、原料の油の運搬に都合がよく、川の畔に工場が多く建ち並んだとか。クロバーコーポレーションさんも、古くからの石けん工場で、1960年代に製造していた石けんを見せてもらいました!
つぎは、石けんの性質についての説明。石けんは水と油をまぜる働きをもつ界面活性剤のひとつで、なぜ汚れを落とすか、そのメカニズムについて…ちょっと化学的なお話に。
そして、肌と石けんについて説明が続きます。敏感肌やアレルギーをもつ人は、品質表示をみてアレルゲンになる成分が含まれていないかを、チェックすること。石けんの品質は、主な原料である油の質が影響し、この油と肌の相性は個人差があるので、原料の油に注意をすること。海外や国内の石けんを見ながら、話がすすみました。
最後は、気になるスキンケア効果のある石けんを見ながら、選び方について説明。炭成分入りは、さっぱりしたい時や、オイリー肌に。納豆成分入りは、しっとり感がほしいときや、乾燥肌に。絹セリシン成分入りは、美白効果がほしい時に。体臭やニキビで困るときは、薬用を選ぶとよい。誇大表示のある商品に気をつけること、表示をしっかり読むこと…などの基本をわかりやすく説明していただきました。
五月晴れの今日は、足湯で汗だくになり、団扇をもってふ~ふ~。【^^】みなさんには、クロバーコーポレーションさん製造のスキンケア石けんをお土産にいただきました♪
足湯トークショーもいよいよ最後の次週は、吹田市立博物館の小山館長に、世界のお風呂・お風呂の歴史をネタに、お風呂の民族学についてうかがいます! どうぞ、の~んびり足湯しながらのトークショーにお越しくださいね!
●5月31日(水)12:30~13:30
●ガーデンモール南千里「ほっとスパ」
●吹田市立博物館 館長 小山修三氏
聞き手:お風呂アドバイザー・おかきた’まり
●世界のお風呂・お風呂の歴史 ~お風呂の民族学について話そう~
(広報@おかちゃん&おかきた’まり)
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