大阪大学総合学術博物の江口太郎館長の特別講演で「吹田の景観を掘りおこす展2」が閉幕しました。
阪大豊中キャンパスにこの夏に博物館がオープンします。
吹田市立博物館と同じように喫茶コーナーを設けました。
(この企画には内部から反対の声がたくさんあがりましたが、江口館長は断行しました)
収蔵庫がないのが悩みです。
図録にある北摂の50万年前の絵は、おかしい点が見られます。
1.針葉樹が植林されている。
・「この付近の当時の気温は現在とほぼ同じ」と分かってきました。針葉樹林そのものがおかしい。
2.発掘されたワニのウロコの形はもっと大きかった。
3.歯の形も、もっと大きい。
4.ワニが頭を上に向けることは解剖学的にありえない。
そこでこの絵を論理的に書き直すと
1.遠景に北摂の山並みがあり、広葉樹が繁茂しています。
2.左のワニが発掘されたマチカネワニで、下顎が(敵にやられて)欠損してます。
3.ウロコを大きくしました。
恒例のカンチョーとのトークがありました。
・阪大博物館の入場料は?・・・「無料」です。
・8月、お盆明けころオープン予定です。
・企画展は「(たとえばマチカネワニ、適塾など)各学部が持っている資料の研究をまとめたもの」にします。
・特別展は「現在の最先端の研究」をテーマにします。
などなど・・・
カンチョー:収蔵庫がないとのことですが、「収蔵庫のあることがドロ沼の入口」ですぞ。
江口館長:「?!?」
このあと、特別展示室でマチカネワニの持ち主=江口館長みずからが、マチカネワニの説明をしてくださいました。
「展示されている下顎の先端部は模型」とのことです。
「阪大の博物館がオープンしたら、マチカネワニが研究以外で阪大から出て行くことはないでしょう」とのこと。
吹田で見ることができた最後のシーンになりました。
最後に「吹田の景観を掘りおこす展2」の打ち上げパーティーが開かれました。
マチカネワニのTシャツ(LLサイズ)を着た人もいました。
(おーぼら)
コメント
す、すみません!5月4日は明治村に行った日でした。(6月2日にはじめて田植を経験し、まだ頭が混乱するほど…ツカレテます。)てつさん、どうもありがとう!これから個展用のTシャツデザインします。マチカネワニT、欲しい方がいらっしゃいましたら、このブログを借りて注文うけようかな…
豊中市が作成した想像図にいくつかの間違いがあることがわかった、というのがとても面白かったです。そして、日本には恐竜の研究者が極端に、超極端に少ないことがわかりました。私、今から勉強するのは遅すぎるかなー。でも…残された時間がない…
オープン日には、おじやましたい。8月15日?てすか。<ハヨイコ> NHKさんPRを頼みます。
MサイズのマチカネワニTシャツを着た人もいたんですよ。ところで、テレビのカメラが回っていたようですが、放送はあった?ある?のでしょうか。
もぐらさん ワニをつくろう は5月6日だったと思います
そうかぁ 完売かぁ あ・・・ 昨日 どぶ板の外で「欲しい」 って言ってた方も おられましたよぉ~(^^ゞ
最終日に マチカネたワニに会えました。江口館長が収蔵が無いと言われる度に、吹田博物館は立派な修三があるからな~と思っていました。懇親会では館長やミリカの心尽くしケーキとコーヒーを美味しく頂きました。ご馳走様でした。
ほんとにLLサイズのTシャツですね。写真をクリックして、思わずのけぞりました。
ところで、このTシャツは期間、場所限定品ですか?ひろくアマゾンなどでゲットできますか?