本の紹介
今、全国的に博物館は「指定管理者制度」に向かっているようです。すいはくも将来そうなるのでしょうか。この制度については光と影、さまざまま問題があるようです。新聞でこの本の出版を知りました。豊中の図書館にもありました、吹田には?実例が数多くあがっていて、大変興味をひかれます。これもみんなで討論すべき話題だと思います。
『指定管理者は今どうなっているのか』
中川幾郎(ほか)編著
水曜社文化とまちづくり叢書
定価:2,000円
発行2007年
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以下、出版社による紹介です。
http://www.hanmoto.com/bd/ISBN4-88065-193-1.html
ホールや劇場、公園、駐車場など「公の施設」の管理運営が、自治体の指定を獲得した民間企業やNPOなどに委ねられるようになって、はや3年。施行前とは、明らかにちがう動向が見えてきた。
本書は、指定獲得までのノウハウや管理者になってからの新たな業務などを、実践の現場から詳細にレポート。ロングセラーとなった前作を凌ぐ量・質で、現行の担当者はもちろん、実務家にも、新規参入を考えている団体・個人にも待たれていた一冊。
6万1565件(総務省調べ)にまで激増した全国の指定管理者が直面する、話題の制度の「いま」と「これから」。発売当初もっとも売れた「指定管理者本」待望の続編!
目次
PART1:指定管理者は今どうなっているか
1.指定管理者制度のいま-制度の概要と論点(片山泰輔)
2.指定管理者制度の移行の現状と課題
第一期の導入状況と第二期へ向けて(草加叔也)
行政側からみた留意点・指定管理者側からみた留意点(笠井敏光)
3.指定管理者からの報告
三重県文化振興事業団……管理者の裁量権拡大を活した取組と制度の課題(松浦茂之)
シアターワークショップ-指定管理者の次に来るものは(伊東正示)
NPO法人芦屋ミュージアムマネジメント……芦屋市立美術博物館をめぐる事情とその展望(柿木央久)
多治見市文化振興事業団……指定管理者への道(菱川浩二)
4.民間企業のトップランナーに聞く(松本茂章)
アクティオ株式会社
サントリーパブリシティサービス株式会社
PART2:指定管理者制度の可能性を探る
1.指定管理者制度を検証する-選定と業績評価手法をめぐって(中川幾郎)
2.地域ガバナンスと指定管理者制度(松本茂章)
指定管理者制度の光と影……「民は担う公共」の可能性(桧森隆一)
(加福 共之)
コメント
ニースは、お詫びだらけ。指定だとか、やたら新語。「う周り天下り」・・。漫画チックに読みたいよ。
吹田市の指定管理者制度はひどいものです。指定管理者になった事業者は大変な思いをします。