4月25日13時平成21年度春季特別展・1町5村のアーカイブ展≪吹田 いま・むかし≫が吹田市四ツ竹保存会による四ツ竹踊りで開幕しました。
開会式のあと特別展示場に案内されました。
14時30分から阪口善雄吹田市長と小山修三の対談「1町5村のアーカイブ構想」がありました。
この中で市長は吹田市は「来年の市制70周年を迎えるにあたり、吹田市は1町5村からできたそのルーツを大切にしながら」と前置きし、次のように語りました。
日本の近代国家建設の時代、戦前は軍事力をつけること、そして戦後は経済力をつけることが国家の目標だった。そのためにすべての権力・権限・財源を中央政府に集中させ、国が地域を作ってきた。その結果がどの街も平均的なまちになった。
10年前、私が市長になったときはまだ押し付けの市政だった。国や府が言ってきたことを一方的に市民に押し付けるかたちの行政サービスをしていた。押し付けられた市民は強制的な感じを受け、行政と市民との関係は陳情、要望、反対運動の形になっていた。
やがて地域も成長し一定の力をつけその結果、自己主張をするようになってきた。それが地方分権の流れである。
地方分権の時代にはパートナーシップの関係で立場の違いを互いに理解して、参加、参画、提案型の関係になっていきたい。行政は市民が発言、参画できる機会をできるだけ提供していきたい。
丁度その時期に吹田を再発見しようという機運が出てきた。吹田を一つと考えず、吹田の中の地域、吹田の中での地域分権を視野に入れ、1町5村の個性を再確認、再発見したいと思う。
ロビーでは喫茶ミリカが営業していました。
(おーぼら)
コメント
ミリカの水玉エプロンがいいですね~。
吹田市って、知るほどに典型的な「合併自治体」なのですが、地元の中の多様性を知ることもまた面白からずや~。いっそ「吹田合衆国」「吹田連邦」って名乗ってみる?