5月30日(土)、日本の「ニュータウン人」が集まって町の問題や未来を語り合う「ニュータウン人・縁卓会議」の4回目が茨城県の筑波研究学園都市で開かれました!
この企画は、2006年10月に第1回が多摩で、2008年2月に第2回が千里で、同5月に第3回が高蔵寺で開かれ、今回は「住民の力を活かした街づくり」をテーマに、多摩、千里、高蔵寺、西神、泉北、港北、千葉海浜、竜ヶ崎、つくばから120名あまりが参加。
それぞれの共通する課題、異なる個性、多彩なアイデアを持ち寄って…う~ん…「でもやっぱりニュータウンが好き!」ってことを確認したのが最大の成果かな?
「学園の町」らしく、裏方にも学生がたくさんいて、学会で最近よく使われる(らしい)「ポスター・セッション」の手法を取り入れていたり、アカデミックな感じがして頼もしく感じました。
筑波研究学園都市は、千里ニュータウンとそう変わらないころから開発が始まった「ニュータウン」ですが、「ベッドタウン」の「住宅都市」ではなく、東京からは60kmあり、中に研究所が多数立地していて職住近接が実現している、独立性の高い「新都市」です。なので高齢化問題よりは「転勤で頻繁に住民が入れ替わる」ことから起きる「愛着の育ちにくさ」をどうするか?といったことに皆さん腐心されているようでした。(こういう場に来る人は十分愛着ムンムン!でしたが…)
翌31日(日)は、つくば周辺のバスツアー。面白かったのは、「中根・金田台(なかね・こんただい)」という、これから始まるニュータウン開発の「農業と住宅を一体化した」町の企画でした。ここでは地主さんが開発計画に加わり、定期借地権方式を使って「緑・住・農」をセットにした町を造ろうとしているのです。
現場は、正面の森の向こう側。この「平地林」は関東平野に特有の景色で、なんと江戸時代に人が造った森だってことです。この「森」と「住宅」と手前の「田園」をセットにした伝統的な姿を、あらたに再現した「ニュータウン」を、森の向こうにも造ろうという野心的な試み。50年、100年継承される町にしたい…という地主さんの思いが込められています。
未来都市「ニュータウン」を追いかけていったら森に還る…というのは、意外というか?イギリスの田園都市構想に正しく先祖帰りしているというか…?「森の専門家」でもあるカンチョーにもぜひ見せたい光景でした。雨もよいの天候も、森の匂いがしてかえってよかった…森の中を歩いてジーンズがどろどろになってることに、帰りの新幹線の中でやっと気がつきました。
※つくばのレポートは、最近こちらにも連載しています。
(by okkun)
コメント
当然 ニュータウンが好き
でも なんで こんなに入れ込むのだろ?
昨夜 考えたのは 45年前入居 ものごころついた頃
自分の住む建物が なくなってしまうなんて考えもしなかった
10数年前には 増築 このまま ずっと 大好きな家に居られると思ってたのに
「建て替えるから 出て行って欲しい」で それまで築いた関係が ばらばらになってしまった
そんな想いから 誰かがこの町に こんな想いでがあると語れる人 語れる場所 が必要やないかな?と想い始めた
千里ニュータウンを語る時 熱くなるよぉ もう 近寄られへんよぉ
昨夜も ホタル見に行った 減ったけど まだ居るよ♪
すぐそこに(^。^)