日食特派員の旅支度

すいはくの「日食観測海外特派員」募集のくわだては、報酬ナシ、栄誉もあるかどうかわかんないという過酷な条件がわざわいし、手を上げたのはヒマ人のokkunだけ…

しかもトカラは海外ではなく鹿児島県なのですが、まあそれはいいとして…いよいよ出発が明日に迫りました。鹿児島まで行ってそこから貸切豪華船に乗りトカラ列島の諏訪之瀬島に渡るのですが、大阪はざあざあとこないだまでの空梅雨を笑うような雨が降り、不安はつのるばかり…

デジカメ（本体、バッテリー、メモリーカード、取説）、三脚（父の遺品）、ケータイと充電コード、地図（トカラ諏訪之瀬島、鹿児島市、宮崎市）、旅のパンフ、（持ってきたくないけど）合羽、日よけの帽子、ピンホール観察用のビスケット、皆既の時に使うミニ双眼鏡、筆記用具、本、着替え、健康保険証、運転免許証、現金、カード、行きのJR切符と帰りの航空券…

ん？JR？…そうです、鉄道ファンのokkunは九州新幹線「つばめ」にもこの際乗っちゃおうと、大阪から鉄道で鹿児島まで行こうとしているのです。だから途中が大雨だと困るわけ。

宮崎市の地図？…えーとですね、ニュータウンマニアのokkunは帰りに鹿児島と宮崎のニュータウンを駆け足で見てこようと…これも天気が悪いと暗～いニュータウンの写真しか撮れないのでイメージ戦略上困るのです。

会社を長期間休まないために最短日程の高～いツアー選んだのに、しっかり２泊３日で鉄道とニュータウンも楽しんでこようという欲張り旅。欲張りだからって神様怒らないで～…。ドコモが上手くつながったら博物館に電話実況する約束になってるので、ぜひとも晴れていただきたい！曇ってても暗くなることぐらいわかるだろうけれど…せっかくですから…（このドコモがまた、人口の何倍という観測者が島に押しかけるため、かかるかどうか…？アンテナ増強はしているそうですが…）

カンチョーは「親指で写真も送ってね」と自分ではやらないことをおっしゃるのですが…僕もケータイメールは普段ほとんどしないので、これもなんともわかりません。ケータイいじってるうちに皆既日食終わったら笑い話ですよね～。

ちなみにこちらが2002年夏、船で立ち寄った時の諏訪之瀬島。鹿児島から船で約10時間。活火山つきの火山島です！人口は…50人ぐらい。この島は昔、沖縄返還前にある会社が「日本最南端の島々」としてリゾート開発を試み、小さな飛行場まで作ったものの小型飛行機はすぐに欠航することもあって撤退。そのときに持ち込んだクジャクが野生化している…という、野趣たっぷりの「秘境」です。今回の観測は、この飛行場跡で行います。なんとかこの時みたいに晴れてほしい…

では…運が良ければ22日に博物館の中継で。自分にbon voyage！

（by okkun）