ブログから始まった日韓交流

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カンチョーが京都の地球研で目にした韓国のニュータウンの発表スライドの縁で、この発表をされたソウル大学の陳泌秀(ちん・ぴるす)さんが11月28日千里ニュータウンに立ち寄られ、okkunと『ニュータウン再生』の不良中年さんとでご案内しました。

カンチョーが地球研の発表で韓国のニュータウンを(ゆめうつつに)見た!…という話をこのブログにアップし、コメント欄で陳さんとokkunの会話が盛り上がって、千里訪問が実現したものです。この日はソウルに帰られる当日で3時間しかありませんでしたが、そこはニュータウンのことならどんとこいのokkun!北千里駅でピックアップ→展望台で町を概観→ひがしまち街角広場でちょっとお茶+コミュニティ活動の一端をご紹介→上新田で旧の村落にふれていただき→佐竹台・高野台→藤白台三色彩道で紅葉観賞→千里中央でサヨ~ナラ~…と、ぎゅっと圧縮して千里の印象をつかんでいただきました。

陳さんの専門は文化人類学で、「ニュータウンのどんなところが見たいですか?」と聞いたら「お墓とか神社はありませんか?」…とおっしゃるので上新田の天神社にご案内しました。このブログのニュータウンの項目もあらかじめ相当読み込んで来られ、不良中年さんの著書『ニュータウン再生』も買ってこられるなど、千里に関心を持っていただけたようです。

千里を案内するときに、最初に展望台で全体のスケール感や住戸のバラエティをつかんでいただき、上新田を入れて開発地域内外の時間の幅を感じていただくと印象が立体的になります。いまはちょうど団地建替前/建替中/建替後のバラエティも揃っていますから「変貌する千里」のダイナミックさも「はやわかり」しやすいのではないでしょうか。

陳さんは沖縄社会も研究の対象にしておられ、戦争による破壊→米軍基地化→周囲との共存と対立など、数十年でめまぐるしく変わった社会のあり方は、ニュータウン開発と通じるものがあるのかもしれません。

ソウルの郊外にも千里のような「ちょっといい感じの」ニュータウンがあり、1980年代ごろから入居が進められているとのことです。いつか今度はぜひソウルに伺いたいのと、千里にもまた時間をかけてお越しいただく期待を込めて、千里中央駅の改札で手を振りました。

カンチョー、ナイスナンパです!

(by okkun)

ニュータウン再生?住環境マネジメントの課題と展望
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山本 茂

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コメント

  1. Jin Pilsu より:

    私の話をブログで読んでみたら、不思議な感じもしますね。やはり、今の世界でインターネットは大事ですね。
    今年の秋はいろいろ忙しくて韓国で紅葉を楽しむ機会がありませんでしたが、幸いに千里でしばらく綺麗な紅葉を楽しめました。
    3時間しか千里の風景を見てないですが、okkunさんと<ニュータウン>不良中年さんのすばらしいご案内で今も千里の風景が私の頭の中に浮かんでおります。今回の訪問をきっかけに千里についてもっと勉強して来年また行きます。

  2. okkun より:

    「千里ニュータウンに住んでいる人のお墓はどこにあるんですか?」という質問のひとつの答えが、こちらです。
    http://senri-g1964.at.webry.info/200708/article_13.html
    http://www.osaka-town.or.jp/senri/grave/index.html
    この霊園ができてから37年、霊園は今でも少しづつ拡張を続けています。この暮れとお正月には、お墓参りに行く人のクルマの列で、また渋滞しそうです。

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