Q この行事のみものは?
A 行列ですね。地区によってすこし異なりますが、たとえば小路の場合だと、提灯、幟、そして4人の稚児さん。あとに、神饌箱、蒸し米をいれた櫃がかつがれてつづきます。ノボリはながい竹棹に、扇と吹き流しをつけたもの、よく目立ち、神の依り代、ここに神が下りているんです。
Q とくに注目すべき点は?
A お稚児さんですね。4人の少女がえらばれます(今は希望者)。いでたちがおもしろいですよ。まず、紙で髪を束ねています。それから、サンドラと呼ばれる御幣のついた輪を頭の上に載せています。これはむかしの頭上運搬の格好なのです。
着物は梅の裾模様、帯はなんとしめ縄、草履も特殊でかかとの部分が抜けたような、不完全なもの、古式の習慣とか、昔の人びとの神への畏れが現れているとおもいます。
Q お稚児さんは女性なんですか?
A 女の子と決まっていますお稚児さんがお祭りにでるには理由があってその伝説が伝わっています。(つづく)
(イラストは片岡朋子さん)
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