PM1時45分から夏季展の開幕式があり中牧館長と喜田実行委員長が挨拶しました。
中牧館長のあいさつ: この夏季展開催にあたっては実行委員会のみなさんや公民館のグループなど多くの市民のみなさんのお世話になった。
イベントのプログラムを見ると多彩なイベントに驚く。まさに月月火水木金金だ。過去現在未来の環境を考えるイベントが目白押しだ。市民の熱情とパワーがさく裂した展示とイベントです。
昨年の311を経験した我々は大きな意識の変革、問い直しの時期に来てるのだろう。
梅棹忠夫先生は文明論で「人類史は生態系から文明系への流れがある」と語っている。文明という装置をつくって流れてきた。その基礎に生態系があることを忘れてはいけない。これが文明の生態史観だ。
311は文明の底辺にある生態系を問い直す機会になったと言えるだろう。
とくに子どもたちに大きな意識変革の機会になったとおもう。夏休みは教科書で学ぶのではなく、学校教育とは違う博物館の展示やイベントという装置を使って意識を変えていく機会となってほしい。
とくに感受性豊かな子どもたちの意識は変わっていくに違いないとおもう。
喜田実行委員長のあいさつ: 開幕式直前の豪雨でこの夏季展は波乱万丈嵐の幕開けになりました。開幕してほっとしている。20人たらずの実行委員なのですが、20人足らずとはいえその周辺にはおおくの仲間や、この日のために協力してくださる多くの市民がいました。いまこの会場に来られなかった多くの市民がいたのです。
博物館は文明の権化です。わたしには主婦として毎日の生活が身近にあります。その生活者の観点がこの博物館に入ることでどのような成果が出てくるのか、影響があるのかを考えてきました。
昨年の大災害を経験した私たちはスイッチの向こうのエネルギーに関心が向いてきました。
この夏は節電が関心の的になっています。暮らしと電気を考え、電気を使わないおもちゃとしてカラクリ装置も展示しています。
外には生物多様性に配慮したガーデニングを展示していますのでごらんください。
そして、みなさん夏季展開催期間の37日間を楽しんでください。
**********オープニングイベント**************
頭と体をほぐす癒しのアトラクション
曲芸&腹話術 西村いくをさん
マジックショー 見並泰男さん
みんなで歌体操 加藤昌子さん
この開幕式とオープニングイベントを見学するため平成26年に三重県津市にOPENする三重県立博物館館長の布谷知夫さんと国立台北芸術大学助理教授の黄貞燕さんがこられました。
黄さんは「博物館と市民参画」について実行委員長はじめ市民と館長、学芸員と意見交換をしました。
2012年度夏季特別展プログラムはこちらから
(おーぼら)
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