館長ノート

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第一回「2010年度 むかしのくらしと学校展」 ボランティア会議

毎年12月から4月のはじめにかけて開催している「むかしのくらしと学校展」は、小学3年のカリキュラム「おじいさんやおばあさんに聞いてみよう」にあわせてつくっるもので、3000人以上の小学生が団体でやってくる大変評判のよい企画です。その秘密はど...
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「古代の放生と祓い」

5月1日(土)、すいはく学芸課の藤井裕之さんの講演がありました。「生き物を殺してはならない」という観念はある意味では共感をよぶ観念です。仏教ではこれを殺生戒として大きく取り上げています。ところが、魚、獣、鳥などは大切な食糧であったため、ふつ...
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花の万博から20年:国際花と緑の博覧会20周年記念式典

1990年に開催された花の万博から20年、その節目としての記念式典が大阪城公園のいずみホールでひらかれました。音楽会やフラワーカーペット(注1)の図案作成者の表彰式もありたくさんの人が来ていました。はじめは花より団子の大阪人がそんなことやっ...
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宇宙人文学研究会@JAXA

4月22日、宇宙人文学の集会が、調布市にあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究開発本部でおこなわれたので東京にでかけました。JAXAでは衛星写真をはじめとする研究が進められていますが、その成果を学会や一般にも広く利用していただきたい、宇...
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古代醤

延喜式にある「醤」の復元に成功したという記事を新聞でよんだのですが、問い合わせるとまだ売り出してはいないということで手に入らずよわっておりました。(株)三輪そうめん山本の山本社長に相談したところ、サンプル程度ならあるかもしれない、友人のニシ...
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上海万博と奈良遷都1300年

山の野生食にあきて帰ってきたので、カンチョーをさそって鮨屋でデート。カウンターで飲んでたら、カート付き旅行鞄をもったご夫婦が入ってきて、「今、中国から帰ってきたところ。奈良県の有志が上海に視察に行って来た。万博会場には直接入れなかったけど、...
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博物館は市民の知的アリーナ

4月10日。吹田の自然と環境を展示する市民委員会ももう7回目、今回も30人近い人が集まった。いつも議論が白熱して時間切れになるからと開会を18:30にくりあげたので、まだ夕飯を食べていませんという人もおおい。しかし、この熱気は何だろう、交通...
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都の柳

北海道、東北を除けば春爛漫、桜満開の報が各地から届いています。この週末はいい花見日和になればいいですね。サクラは日本に春の景観のスターですが、今は影が薄くなってしまったけど、もう1つ主役が、それはヤナギです。「みわたせば柳桜をこきまぜて都ぞ...
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索餅(さくべい)って何だ? :古代の麺を考える

うどんを食いながらふと考えた。日本人は何時からうどん(というか麺)を食い始めたのか。三輪そうめんのY社長にきいたら、「索餅(さくべい)」がそうめんのオヤです、そして、日本のそうめんのオヤ元がヤマタイ国の女王ヒミコをほうむった箸墓がある三輪で...
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高樋の値段

吹田から大阪城まで、水をひくための費用はどれくらいかかるでしょうか。吹田市水道課にききました。現在、家庭に来ている水道は径20㍉の塩化ビニール管で。これで8キロ分だと、1130万円。本式に、径75㍉のNSダクタイル鋳鉄管だと42000万円。...