館長ノート

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館長ノート:あやしい栽培植物たち(その2)

ヒガンバナ 9月23日、秋分の日は、晴れわたったいい天気だったので春日山の向こう側にある柳生の里まで出かけていった。 このあたりは、お茶の生産地だからだろうか、農業がしっかりしていて、田畑の手入れがゆきとどいている。最近は、農薬の使用がおさ...
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小学生と博物館-小国研のこと

10月21日(土)からはじまる秋の特別展「昔の文字を読む」の宣伝のために吹田市立山手小学校に学芸の池田さんといってきました。国語担当の先生が、いまの国語教育の問題点やよりよい授業のやり方を考える月例の小学校国語科研究会があったからです。 ま...
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館長ノート@せんちゅう

千里ニュータウン展@せんちゅうがおわりました。 上々の入りで、加福さんの推計だと、日に200として、4、000人が妥当なところとか。ゆっくり見るヒマがなかったのですが、9月16日の映画と講演の会は120を超え、補助椅子が出る盛況で、越境入学...
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実験展示「さわる 五感の挑戦 PARTI」によせて

吹田市立博物館では、 9月16日(土)から実験展示「さわる 五感の挑戦 PART I」がはじまります。 市内の点字ボランティアー・グループのKさんなどから、視覚障害の方々に博物館を楽しめるようにしてほしいという熱心な働きかけがあり、S助役さ...
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館長ノート:あやしい栽培植物たち

8月13日の佐藤洋一郎さんの講演のあとのトークでクワイは栽培植物かどうか、ほんとにうまいのかなどというの話になり、フロアからの発言も加わってたいへん盛り上がりました。吹田名物のクワイで展示をやれないかという話も出て、さっそく考え始めたグルー...
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岡本太郎「明日の神話」を置く場所

人の来ないことで有名な博物館の館長とすれば(今年から観客数も増え始めましたが)、岡本太郎が大きな集客力を持つという点に注目して、「明日の神話」を博物館に置くのも一案でしょう。 ただしあの大きさ(高さ5.5m、幅30m)だから、今の建物はつぶ...
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講師に聞く

「吹田のクワイは栽培植物か?」 カンチョーがインタビューしました。今回は、8月13日(日)の講師、佐藤洋一郎先生です。 小山 今度の講演のねらいは? 佐藤 農業が環境汚染の始まりという説があり、シルクロードの調査に行ったとき、それを感じまし...
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ヒトガタ考(その2)

最初のヒトガタ 飛騨で紙のヒトガタが今もふつうに使われているのを知って驚いたわけだが、そもそも人がはじめて、人の姿を具体的に表現したのはいつのことだろう。現在のところわかっているのは2.8万~2.4万年、上部旧石器時代のヨーロッパである。け...
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ヒトガタ考(その1)

高山市にある「岐阜県ミュージアムひだ」では、今『まめなかな?健康展』を開催している。 その準備中、なにを飾ろうかと討論していた時、Sさんが「年の暮れと夏の2回、高山の町には氏神社からヒトガタがくばられ、それに息を吹きかけて、また、納めるんで...
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吹田の景観を掘り起こす

千里ニュータウン展特別付録も7月23日(日)をもっておわります。市民委員会の皆様からは、「人が入っていない、寂しいよー」とのご批判をいただきますが、イベントをやる金も力も尽き果てて、すいませんでした。でも入場者数は、昨年の同時期と比べるとず...