団地の窓はぜんぶ違う

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私は小学生の頃、藤白台のセンターで絵を習っていましたが、団地のスケッチをしていると、先生が「団地の窓はぜんぶ違うで!あいてる窓もあればしまってる窓もあるで!カーテンの色もいろいろあるで!一個一個よく見て描きや!」と教えてくれたものでした。

たしかに多くの家で「ほくさんバスオール」が大人気になったり、一戸建てだって友達の家に行ったら中の間取りがまったく同じだった(プレハブメーカーはせいぜい10社で、デザインもワングレードしかなかったですから…)なんてこともありましたし、そういう均質性ゆえに1973年11月1日のトイレットペーパー騒ぎもあっという間に広まったのかもしれませんけれど。

絵の先生、お元気かなあ。千里センターにお勤めだったのですが。

ちなみにB(府営)の団地では、単調さをすくうために最初は一棟一棟微妙に違う色に塗り分けられていたのですよ。「カラーコントロール」という手法だとどこかで読みました。(目印にするには微妙すぎるほどのパステルな色分けでしたが…)たぶん建て増しした時に、どの棟も同じ色になってしまいました。青山台のC(公団)の団地でも、何棟かに一棟、チョコレート色の棟があって、アクセントになっていましたね。 (by okkun)

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