「江崎記念館」探訪記

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グリコの博物館「江崎記念館」に行ってきました。塚本にある工場の一角に建つ、昭和 40年代の雰囲気が漂っているビルです。1972年に創立50年を記念してできたものなので、時代は感じさせますが、手入れが行き届いており、大切にされているのがわかります。(サテライトも住みたいと思うぐらいに手をかけてきれいにしたいですね)。

資料館のAさんが会社の歴史やグリコというネーミングの由来など、丁寧に説明してくださいました。また、パッケージは、時代とともに変化しているのですが、自分の子どもの頃のは、コレとすぐ見分けられました。身近なお菓子だからか、意外と覚えているものです。

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グリコといえばオマケ。資料館では「おもちゃ」と表記されて、時代順にずらりとガラスケースに入って並べられ壮観です。昭和初期(1927年)の絵カードが最初で、その後いろいろな豆玩具が入れられるようになりました。材質も金属、紙、陶器、ブリキ、木などが使われており、小さいながらも、丁寧に作られています。なるほど、これはオマケじゃない、まさに「おもちゃ」です。

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あるところに来て、自分の持っていたものを次々と発見!横でAさんが、「どこで立ち止まるかで、その人の年令わかるんですよ」と笑っておられます。見るとパネルに「昭和34年~41年 プラスチック登場」とありました(やっぱり。NTっ子はプラスチック時代の申し子なのね)。小さな世界ですが、不思議な力が宿っているらしく、ついひきこまれてしまいます。NT展でも、みなさんにこんな楽しい時間を提供できればと思いました。

「江崎記念館」URL: http://www.glico.co.jp/kinenkan/index2.htm

追記:(ふ)グリコはもう一つ、西神ニュータウン内に「グリコピア」という施設を持っています。親子で楽しめそうですよ。
http://www.glico.co.jp/glicopia_kobe/index.htm

コメント

  1. kf より:

    展示室にある子ども机の向かって左側の方、プラスチック枠の温度計が置いてあるのをご存じですか?これ、『学研』製なんです。科学の付録だったと思うのですが、ちょっと不確か。(学芸員のMさんは、学校の教材で同じような温度計を買った記憶があるといっておられましたので。)毎日のぞき込んでは、今日は暖かいとか冷え込むな~とか、ずっと使ってました。(ぜんぜんインテリアに興味ない証拠だな、これは。)このあいだ、温度計の棒の止めがはずれているので、捨てようかと迷いながらセロテープで止めて修理?したとき、学研の文字に気がつきました。今回の展示がすんだらお別れかもしれませんが、この調子だとまだ使うかも。

  2. 執筆者(ふ) より:

    カンチョーに同行してこの記事を書いた(ふ)です。3月まで予約がいっぱいで入館を断られたので、この日には行けなかったのですが、グリコはもう一つ、西神ニュータウン内に「グリコピア」という施設を持っています。親子で楽しめそうですよ。
    http://www.glico.co.jp/glicopia_kobe/index.htm

  3. はな より:

    ただでさえお菓子って、至福を与えてくれるのに、それに「おまけ」を付けるなんて、子どもにとってのみならず、まさに、「夢の食べ物」。コンビニなんかに行くと、「おまけもの(フィギュアとか)」のお菓子がたくさんありますが、その系譜なのでしょうね。ターゲットは大人。みんな、夢を見たいのかも。かくいう私も、ディズニーのおもちゃとか、見つけると買っています。でも、立ち止まる所で年令がわかっちゃうなんて・・・。

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