世界にひとつの宝物づくり展

いま、滋賀県立陶芸の森では、子どもたちや障がい者のみなさんの生き生きとした、土の造形と出会う展覧会を開催中です。

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平成18年度からスタートした“世界にひとつの宝物づくり”事業は、地元陶芸家や地域ボランティアとの協力により、「土」という素材を用いて、子どもたちや障がい者のみなさんに、ものをつくることの喜びや感動を体感してもらうものです。陶芸の森に来園して展覧会を見学し、さまざまな本物の陶芸作品にふれ、自分自身の創作意欲を喚起した後、陶芸家とともに作品制作を行います。また、陶芸家が施設に直接出向き、創作体験活動の機会を提供する特別出張も行い、信楽に実際にくることが難しい障がい者のみなさんにも、やきものの楽しさを感じてもらうことのできる活動をしています。

さらに、滋賀県立陶芸の森の「子どもやきもの交流事業」の中では、学校・文化ボランティア・陶芸の森の三者が一緒になって、やきものを軸とした「本物との出会いの場」づくりを提供する、本物と出会うー総合的学習プログラム(連携授業)を実施しています。この事業では、子どもたちは粘土に触れ、本物との出会いからものづくりのイマジネーションを広げています。

本展覧会では、これらの事業の中で生み出された作品を中心に展示紹介します。創造 性豊かな作品を通して、やきものの素晴らしさをご覧いただきます。
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吹田市立博物館との連携のもと視覚障がい者を対象におこなった、埴輪土鈴作品も展示しています。吹田市立博物館の「さわる 五感の挑戦」に関連した講座でつくられたものです。所蔵の埴輪のレプリカなどに手で触れて埴輪の特徴をつかんでもらい、その視察を活かして土鈴づくりをするという試みで、焼成後の音を楽しみに、玉の形や数を工夫しながら制作されたものです。ほとんど、すべての作品から土鈴のやさしい響きが聞こえました。(実際の展示では、一部安定の悪い作品があるので、触れていただけないものもあるのが残念なのですが…)興味のある方は是非ご来館ください。
(宮本ルリ子)

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■会  期 平成21年11月21日(土) ~ 平成21年1月17日(日)
■開館時間  9:30~17:00
■休 館 日 毎週月曜休館(月曜日が祝祭日の場合はその翌日)、年末年始12月28日(月)~1月4日(月)
■会  場  滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館ギャラリー
■観 覧 料  無料
■主  催 世界にひとつの宝物づくり実行委員会、滋賀県立陶芸の森、滋賀県
■協力 NPO子どもの美術教育をサポートする会、 しが文化芸術学習支援センター
■陶芸の森までのご案内
〔公共交通〕
●「JR草津駅」より草津線乗り換え(貴生川駅下車)、貴生川駅より信楽高原鐵道乗り換え(信楽駅下車)、信楽駅より徒歩20分(約75分)
●信楽高原鐵道・信楽駅より信楽高原バス(陶芸の森前下車)または(陶芸館前下車)(約8分)
●JR石山駅より帝産湖南交通バス(陶芸の森前下車)約55分(平成21年12月1日より石山駅~信楽間の路線バスの大幅なダイヤ改正があります。信楽~石山駅線の大幅な減便と信楽~田上車庫線の路線新設となります。詳しくは帝産バス 時刻運賃案内 http://www.teisan-qr.com/のバス停をご覧下さい。)
〔自 動 車〕
●新名神高速道路 信楽I.C.から約8分
〔駐 車 場〕
●普通車/約250台 大型バス/約10台

(世界にひとつの宝物づくり実行委員会)

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