千里ニュータウンって、どんな街なんだろ? 大阪市内ミナミのど真ん中で生まれて、ずっと市内で育ったわたしは、郊外都市の吹田市とまったく縁がなくて、戸惑うことがいっぱいある。
困っていたわたしの前に市民委員会からお助けマンが登場! 彼は、開発間まもない千里ニュータウンにごく小さい頃に引越してきたニュータウン二世と呼ばれる世代。 わが街への愛着を持ちながら、冷静な視点で千里ニュータウンを案内してくれた。
「千里ニュータウン展」で交通展示を担当する彼は、小さい頃からの鉄道ファン。 たくさんの切符やポスター、パンフレットのコレクションを残していて、押入れを整理するたびに、お宝がドサッと出てくる。
バスオールの古いチラシをもってきてくれたのも彼。 なんとチラシの裏の地図が大切で残しておいたものだったそう。 本職は某大手広告代理店のコピーライター。 いろんな依頼がまわってきて大変そうなのだけど、どこか笑っちゃうのは、彼の人柄・・・【^^】
始めてちゃんと見る千里ニュータウンは、街路樹が繁り、広い道幅にゆっくりと自動車が走る。集合住宅がほとんどなのに、5階建てに押さえられた建物は、威圧感がなく空が広がる。
中庭を囲い込むように配置された建物は、団地の単調さがなく人が暮らす声が聞こえてきそうに温かさがある。 なんて美しい街なんだろう。 住民の定住率が高いことも、市民委員さん達の街への思い入れの強さにも少しわかった気がした。
(おかきた’まり)
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